ストップ高、ストップ安などの値幅制限とは

株式関連のニュースを見ているとちょくちょく耳にする「ストップ高」「ストップ安」という言葉。
これは証券取引所が投資家を保護するために、急激かつパニック的な売買で大幅に値が動く事を規制するもので、値幅制限の幅は前日の終値によって変動します。

前日終値が200円〜500円の間であれば値幅制限は50円、1,000円〜1,500円の間だと300円といったように、多くの場合前日終値の2〜3割程度の騰落でストップ安となります。

値幅制限の詳細 詳細は右図のようになっています。

見ても分かる通りかなり細分化されており、例えば株価が200円以上500円未満に分類される300円だった場合は、ストップ高が380円、ストップ安が220円といった具合になります。

「ストップ高」とは、その株を買いたい人が殺到し、値幅制限いっぱいまで上昇してもなお売りたい人より買いたい人が多い状態を指し、逆に「ストップ安」は値幅制限いっぱいまで下落してもなお買いたい人より売りたい人が多い状態を指します。

これらは取引終了後「比例配分」という措置が取られ、ストップ高で説明すると、値幅制限額いっぱいでの少ない売り注文を、多い買い注文に分配していくもので、その分配方は証券会社によって異なり、買い注文に対して均等に分配する証券会社もあれば抽選になる証券会社もあります。

このように値幅制限によって1日に動く値幅がキッチリ決められている株の取引ですが、例外もあり、3日連続でストップ高、もしくはストップ安が続き、次の日からは「3日連続ストップ高ならば上限の値幅制限2倍」「3日ストップ安ならば下限の値幅制限2倍」といった措置が取られます。

ちなみにこれらは証券取引所によって「3日連続でザラバで出来高がない(取引時間中に一度も取引が成立していない)」「3日連続で比例配分がない」といった条件が加わります。

そして条件によっては値幅制限が撤廃される例もあります。

これは 「 不祥事や債務超過を起こしたりして、上場廃止の基準に抵触し整理ポストに移された場合、整理ポストに入った日の翌々営業日から下限の値幅制限のみ撤廃する措置がとられる」というもので、最近ではエルピーダメモリ<6665>が記憶に新しい。

エルピーダメモリ動きを見てみると…

2012年2月27日  終値334円  取引終了後、会社更生法の適応申請
2012年2月28日  終値254円  2億7000万の株式総数に対して2億株の売りでストップ安
2012年2月29日  終値7円   値幅制限撤廃で寄り付きは5円

…コワ〜…

自分の保有している銘柄がストップ高になれば小躍りするくらい嬉しいですが、もしストップ安になったら…と考えると恐ろしいですね。

値幅制限には賛否ありますが、アメリカ市場や香港市場のように値幅制限が無い場合、材料によってものすごく動いたりするので、それはそれでやっぱり恐いですよね。

ちなみに連続ストップ高の記録はフィスコ<3807>の、2009年2月2日〜26日までの18日連続で、連続ストップ安の記録は光通信<9435>の、2000年3月31日〜4月27日までの20日連続となっています。

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