ネット証券会社の現物手数料を徹底比較

取引が多ければ多いほど重要になる手数料

証券会社を選ぶ際、人によって何を重視するかは様々だと思いますが、誰でもまず気になるのはやはり手数料だと思います。

手数料と一口に言っても現物取引や信用取引、定額プランなどいくつかありますが、ここでは一番基本となる現物取引の手数料を比較していきます。ちなみにすべて税込での表記となっています。

■1約定ごとの手数料

証券会社 現物取引手数料
〜10万円 〜20万円 〜50万円 〜100万円 〜150万円 〜300万円 〜1千万円 1千万円超
SBI証券 150円 199円 293円 525円 628円 994円 994円 994円
楽天証券 150円 199円 293円 525円 628円 994円 994円 994円
マネックス証券(※1) 108円 194円 486円 1,620円 約定代金の0.15%
松井証券(※2) 0円 324円 540円 1,080円 2,160円 100万ごとに1080円加算
カブドットコム証券 97円 194円 270円 1069円 2041円 3985円 3985円 3985円
GMOクリック証券 105円 105円 260円 470円 570円 900円 900円 900円
岡三オンライン証券 106円 216円 378円 648円 1,080円 1,620円 100万毎に324円加算
ライブスター証券 86円 104円 194円 367円 432円 648円 864円 864円
岩井コスモ証券 1,080円 1,080円 1,080円 1,080円 1,080円 1,080円 1,620円 500万毎540円
エイチ・エス証券 144円 193円 617円 1,080円 1,234円 1,852円 1,852円 1,852円
※1 手数料は指値注文 ※2 松井証券は一日の約定代金の合計 (2017年2月現在)  

上図は約定代金ごとに一番安い手数料を赤二番目を青で表示してあるのですが、単純に手数料だけで見るなら2017年2月現在、ライブスター証券(旧アイディーオー証券)の独壇場ですね。

残念なのはかつてライブスター証券と手数料最安値を争っていた岡三オンライン証券の手数料が度重なる値上げでずいぶん上がってしまった事で、今やSBI証券や楽天証券より割高になってしまっているのは素直に悲しい。

デイトレードなどの短期売買を主とする投資家なら取引量もかなりの数になるでしょうから手数料の安さは相当重要になってきますから、この値上げはちょっと痛いですが、岡三オンライン証券には岡三ネットトレーダーという素晴らしいトレードツールがあるので手数料だけで除外するのはもったいない。

■1日定額制の手数料

次に1日の約定代金の合計によって手数料が決まる1日定額制を見てみます。

証券会社 現物取引手数料
〜10万円 〜20万円 〜30万円 〜50万円 〜100万円 〜300万円 〜1千万円 1千万円超
SBI証券 103円 206円 308円 463円 822円 100万円毎432円増
楽天証券 463円 463円 463円 463円 926円 3,240円 100万円毎1,080円増
マネックス証券(※1) 2,700円 2,700円 2,700円 2,700円 2,700円 2,700円 300万円毎2,700円増
松井証券 0円 324円 540円 1,080円 2,160円 100万ごとに1,080円増
カブドットコム証券 定額制の取り扱いなし
GMOクリック証券 230円 230円 300円 430円 860円 1,660円 100万円毎290円増
岡三オンライン証券 106円 216円 378円 540円 864円 100万円毎540円増
ライブスター証券 432円 432円 432円 432円 648円 1,512円 100万円毎432円増
岩井コスモ証券 86円 172円 259円 432円 864円 100万円毎864円増
エイチ・エス証券 2,700円 2,700円 2,700円 2,700円 2,700円 2,700円 300万円毎2,700円増
※1 手数料は指値注文 (2017年2月現在)  

1約定ごとの現物手数料ではライブスター証券とGMOクリック証券の独壇場でしたが、1日定額制になるとかなりばらけることが分かります。

そんな中50万円以下まで明確な強さを発揮しているのがダークホースとも言える岩井コスモ証券で、IPO以外にも思わぬメリットを展開しています。ただ、1日定額制はデイトレードでこそ活きる手数料体系で、現物取引の定額制を使っている人は限られてしまうとは思いますが…

ある程度大きな額になると100万円ごとに290円しか増えないGMOクリック証券が強さを発揮し、1日の約定代金の合計が400万円を超えて以降は約定代金が大きくなれなるほどGMOクリック証券が有利になってきます

手数料がどれだけ大きな影響を与えるか考える

これから株式投資を始めようという人は数十円しか違わない手数料の影響を軽く考えてしまうかもしれませんので、手数料がいかに重要か上図の20万円以下の手数料でSBI証券とライブスター証券を例に取って考えてみましょう。

ライブスター証券の20万円以下の片道の手数料は104円。一方SBI証券は199円で、差額は95円になります。デイトレードを積極的に行いこれを一日10往復、つまり20回売買したとすると…

■95円×20回=1900円

そしてこれを月20日行ったとすると…

■1900円×20日=38000円

SBI証券の手数料もかなり安い部類に入るのですが、最安のライブスター証券と比べるとこれだけ違ってきます。

ただ、確かに短期売買では手数料がかなり重要になってくるのですが、短期売買のような一瞬の判断が勝負を分ける取引の場合質の高いトレーディングツールも必要になるので、各証券会社のトレードツールの質も考慮する必要があります。

逆に中長期トレードがメインの投資家には手数料より証券会社の信頼性や注文方法の豊富さなどが重要になってくるでしょう。

証券会社は手数料だけではなくシステムの安定性や会社の信頼性、サービスの内容など総合的に判断する必要がります。でも手数料は安いに越したことはないのも事実。

そして手数料が安い証券会社はトレーディングツールに若干不安があったり、他のサービスはあまり望めない場合が多いから悩みモノだったりします。

現物手数料で証券会社を選ぶなら

1約定ごとの現物手数料で証券会社を選ぶなら現状ライブスター証券とGMOクリック証券の独壇場と言って差し支えありません。

ネット証券最大手のSBI証券や2位の楽天証券をメインに使っている人も多いですが、今となってこれらの証券会社の現物手数料は“格安”ではあるものの“最安値級”ではありません。

一方、1日定額制に目を向けると50万円以下なら岩井コスモ証券の強さが光り、100〜300万円ならライブスター証券、以降はGMOクリック証券が最安値となります。

400万円以上ならGMOクリック証券が安いといっても2位には常にライブスター証券が追随するため、1約定ごとにしろ1日定額制にしろこの2つの証券会社を使っておけば間違いはありません。

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