ポスティングの裏事情

「新聞には押し紙があり、それによって配達部数の水増しが行われ、チラシの依頼主は水増し分余計な費用を払う事になりますが、ポスティングでは当然押し紙など無く、依頼を受けたチラシは全て配布されます」

これはあくまでもポスティング業者の売り文句であり、実際は…

ポスティング業者は依頼を受けたチラシの配布を完全歩合制でポスティングスタッフに配布させる場合がほとんどで、その単価は業者、配達場所、チラシの大きさなどにより様々です。

ここで一つ例を出してみますが、「10000部の配布依頼を受け単価4円で受けた」としましょう。
これをスタッフに単価3円で配布させたとしたら…

(10000部×4円)−(10000部×3円)=10000円

…となり、会社の利益は10000円になります。
しかし人件費やスタッフへの配送にかかるガソリン代などがかかるため、実際の利益はもっと低くなります。

これでは下手をすると赤字になりかねないのでポスティング業者はほぼ例外なく併配という手を使います。
これは同じエリアへ依頼されたチラシを複数組合せ、例えば2部併配でスタッフへの単価1円増、3部併配で2円増などとして、より利益を出す方法です。

例えば先ほどのように10000部を受け単価4円の依頼を3件受けて、それを単価5円(3円+1円+1円)でスタッフに3部併配させたとします。

10000部×4円×3件=120000円
5円×10000部=50000円
120000円−50000円=70000円

…となり、初めに挙げた例では10000円の利益しかでなかった依頼を3件受け、これを別個に配布したなら利益は「10000円×3」で30000円に過ぎませんが、これを併配する事により利益は飛躍的に上がります。

ですからポスティング業者はできる限り併配する事を心がけるのですが、併配するにはある程度まとまった量と複数の依頼が入らなければならず、しかも配布には期限があるので、それなりの規模のポスティング業者でなければ併配もままならない事が多いのです。

ほとんどの場合完全歩合制を敷いているため一見赤字とは無縁に見えますが、ポスティング業者の増加に伴いパイを奪い合う状況に加え価格競争も激しくなり、併配しなければ利益が出ないような場合が多くなり、一時期乱立したポスティング業者も最近は淘汰が進みつつあります。

淘汰が進んできたとはいえ一度下げた単価を再び上げるのは困難で、尚且つ景気の不安定さもありここ数年はジリ貧状態が続いています。

ならばどうやったら一番利益が出るでしょうか?

次の最終ページで詳しく書いていきます。

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