ハードランディングとは

さて、ソフトランディングの説明に続いてハードランディングの説明もして行きましょう。
ソフトランディングと違ってハードランディングは書く事が一杯あって嬉しい…のかな?

ハードランディングはソフトランディングの「軟着陸」と同様飛行機などの着陸の様子を用いた言葉で、「硬着陸」もしくは「強行着陸」という意味。
ある意味「墜落」と言ってもいいかもしれません。

ソフトランディングは過去にこれといった成功例が見当たらないのに対してハードランディングの例はたくさんあり、日本のバブル崩壊もその典型です。

近年では2007年サブプライムローン問題、2008年リーマンショックでアメリカの住宅バブル崩壊をきっかけとした世界同時不況が記憶に新しいですね。
私も当時はバリバリ投資をしていたので相当悲しい感じになったものです。

ハードランディングに至る原因は様々あり、日本のように過度な不動産規制や金融引き締めによる内的要因もあればリーマンショック時の世界経済のように外的な影響によるものもあるでしょう。

国や中央銀行はもちろん経済に関わる人達は不動産や株式などの過度な上昇による経済成長は長く続かない事を理解しています。
ですから規制や金融引き締めを上手く使ってどうにかソフトランディングに導こうとするのです。

ですが色々調べてみてもソフトランディングの成功例が見当たらないという事は、一度過熱した経済というのは意図的に沈静化させる事がいかに難しいかを物語っています。

突然ポンッと売れる一発屋が、その後あっという間に消えていくのと一緒ですね。
古くは大都会歌ってたヤツとか人類サヨナラっぽい歌のヤツとか、最近だとギター持った侍とかゲッツとか、なんちゃってハードゲイなど挙げ出したらきりがない。

つまり大した下積みも無くインパクト勝負で売れても結局はテレビ局にいい様に使われて、飽きられたら「ポイッ」な訳で、まあ全く日の目を見る事なく芸能界を去っていく人間が大半と考えれば一発でも脚光を浴びたのだから良いほうかもしれない。

…何の話だっけ?

株式市場などを見ても分かるように、大した材料もないのに急騰する銘柄はその後必ず急落が待っています。
いわゆる「はしごが外された」状態で、買いが買いを呼ぶ急騰は一度ハシゴが外れてしまえば今度は逆回転が起き、売りが売りを呼ぶ展開となるのです。

一度パニックが起きると手に負えなくなるのは先のリーマンショックでも実証済みで、 これだけ世界的に経済が発展しても人間の心理というのは進歩せず、逆にグローバルな社会がアダとなって世界を巻き込む暴落となります。

ソフトランディングのページでも書きましたが、今注視するべき国は中国でしょう。
2011年6月現在、多少の減速感はあるものの今だバブルは継続中であり、世界的にもハードランディングへの警戒感が強まっています。

特に日本と中国は経済的な結びつきが強いので、仮に中国のバブルが弾けたら影響は計り知れません。

まあ日本に影響が無いのであれば色々アレでも一向に構わないけどね。

では次のページからは実際ハードランディングをかました例を見ていきましょう。

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