仕手株の特徴的な動きとは

仕手株は独特の動きをする

では前のページに引き続きルック<8029>を例に取って仕手株について説明していきます。

仕手株:ルック
まず仕手筋の手口はこうです。

・あまり株価や出来高に反映されないように少しずつ対象銘柄を買っていく
・ある程度のまとまった株数がそろったら目に見える形で株を買い上げていく
・それに目を付けた投資家が値上がりに乗ろうと買い始める
・十分に騰がった所で売り抜ける

仕手筋にとって値段を吊り上げる前に仕手銘柄だとバレてしまっては元も子もないので、なるべく株価を上げないように、目に見えて出来高を増やさないように徐々に対象銘柄を買い集めていきます。

今回のルックの場合、おそらく2001年中頃から2002年半ばにかけてがその期間でしょう。

そして2003年から証券会社の値上がりランキングに顔を出すように買い上げ、他の投資家の目に触れさせる事によってマネーゲーム大好きなデイトレーダーを引き込みます。

ただ、ここでは2002年半ばから上昇しはじめ11月に448円を付けた後12月には一旦263円まで値を下げ、仕手相場は終わりかと思いきや、そこから半年で怒涛の2150円!!

この間相当な数の投資家が「いいかげん下がるだろう」と思って空売りした事でしょう。そして期待が外れてしまった空売り勢のヤケクソ買戻しも巻き込み、買いが買いを呼びここまで値を上げた…という感じでしょうか。

これによりルックは半年で一気に8倍の値上がりを見せましたが、その後の半年で400円ほどまで値を下げ、その後さらに半年ほど乱高下した後、ゆっくりと右肩下がりになり、結局は仕手が始まる前の元の値に落ち着いた…と。

この時の最高値は2150円ですが、仕手筋はもっと前にとっくに売り抜けているハズです。
後は…私の想像ですが、天井を確認してから今度は売り方に回ってもう一儲けしたのではないでしょうか。

仕手株を事前に知る方法はないのか?

もし事前に仕手株銘柄が分かれば…

誰しもこんな考えを抱くでしょう。
しかし上記の仕手筋の手口でも書いたとおり仕手筋が仕手銘柄の株を仕込むときは出来るだけ値を上げないように、出来高を増やさないように買い進めるため判別は困難と言えます。

しかしネット上には「仕手株情報!」みたいなものが有料などで出回っていたりしており、あたかも関係者を装ってそれらしい情報を売っていますが、ハッキリ言ってこういったものは100%ガセなので絶対に信用しないで下さい。

だってその情報が本当なら自分ひとりでしこたま買って儲ければ良いだけの話で、売る必要など1oも無いハズでしょう。

下手に手を出すと痛い目に遭う仕手株ですが、では手を出さない方が良いのでしょうか?
その辺を次のページで書いていきたいと思います。

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