勝手に相場観


2011.06.06  為替の適正価格は?

今日の日経平均株価は前日比111円安の9,380円。

5月の雇用統計が予想を大幅に下回ったためNYダウは3日続落で、先週金曜日にも書いた通り、いよいよトレンドが変わってきた印象を受ける。
短期的には好材料になりそうなものもあまり見当たらず、下値を探っていく展開も予想される。

こうなってくると、それでなくても弱い日本株は戦々恐々ですね。
海外投資家の売買動向も30週ぶりに売り越しとの事だし…というか、これだけ弱弱〜な日本株が29週連続で買い越しだった事の方に驚かされる。

まあ震災前数ヶ月は順調に上げていた時期だったのでまだ分かるが、震災後の神経質な値動き時も買い越しが続いていたというのは、震災があったとはいえ日本の力を買われていたのか、PBR1倍付近で割安感があったからなのか…

ドル円の今日のレートは80円台前半と徐々〜に円高に振れてきていますが、これも理由がイマイチ釈然としない。
アナリスト様は「世界経済の減速懸念から信用の高い円が買われている」と言っていたりしますが、どうも後付感が拭えません。

2007年のサブプライムローン問題発生前と今現在の金利状況を見てみると…

日本 0.50% → 0.10%
米国 5.25% → 0.25%
欧州 4.00% → 1.25%
英国 5.75% → 0.50%
豪州 6.25% → 4.75%
NZ  8.25% → 2.50%

…で、当時の為替相場と今現在の為替相場は…

ドル円  約123円 → 約80円
ユーロ円 約170円 → 約117円
ポンド円 約250円 → 約131円
豪ドル円 約108円 → 約86円
NZドル円 約95円 → 約65円

…こんな感じの状況で、一番落ち込みの少ない豪ドルは今現在主要国で一番政策金利が高いので、やはり金利差の影響というのは大きいのだなと痛感させられます。

そう考えると今現在日本との金利差があまり無いアメリカ、欧州、イギリスあたりは今の相場が適正と言えるのかもしれません。

もちろん各国の経済状況なども大きく絡んできますので一概には言えませんが、金利が低いという事は乱暴に言ってしまえば「景気はあまりよろしくない」ともなりますので、景気に大きな温度差がないのであればこの辺のレートが妥当なのかも…

日本の経済は震災などの影響もあって停滞していますが、世界経済も減速懸念が強まっており、当面は円安傾向が強まるという状況にはなりにくいでしょう。
それはつまり日本株もあまり期待できないという事でもあるのですが…

こういう状況で「何を買う?」と問われれば、「あえて言うなら原発による風評被害の無さそうな内需関係」となりますかね。
輸出関連でも良さそうな銘柄はありますが、為替状況もあって二の足を踏んでしまいます。

年単位の長期的な保有を考えているなら輸出関連の優良企業も狙い目かもしれませんが。

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