勝手に相場観


2011.09.26  ユーロ円の推移と展望

さて、連休などが重なり先週火曜日以来の記事ですが、その間に相場や市場はずいぶん大変な事になっています。

まず真っ先にヤヴァイのが為替で、一番注目されるドル円に関しては一時的に75円台に突っ込んだものの、例によってすぐに76円半ばに戻して、あとは最近恒例の「76円台貼り付き」状態ですが、その他クロス円は本当に大変な事になってきています。

中でも欧州通貨はギリシャなどの債務問題の再燃で一気に値を下げ、最近まで「110円切ってきて異常事態になってきたな〜」…などと感じていたのに今や101〜102円になっており、100円切りも時間の問題かもしれません。

2011年9月26日 ユーロ円
上図はユーロ円のここ10年の推移で、本来なら1999年のユーロ発足からのチャートを用意したかったのですが、良い資料が中々見つからず10年モノで妥協しました(涙)

ちなみに1999年のユーロ発足時は対円で132円からスタートし、その後下がり続けて2000年に最安値である88円台を付け、その後はほぼ一貫して値を上げています。
つまり今の異常とも思えるユーロ相場も、発足後最安値である88.96円よりは高く、史上最安値付近をウロウロしているドル円相場に比べればまだマシという見方も出来るのです。

それでもリーマンショック以前の最高値である169円台から見ると異常であるのは確かですが…

同じ欧州通貨であるイギリスポンドもリーマンショック以前は250円まで上げましたが、今は117〜119円付近で半値以下となっており、高金利通貨として人気のあったオセアニア通貨の豪ドル、NZドルも急激に下げています。

その割にはドル円相場は変わらないので相対的にドルは買われているのですが、同じように円も買われており日本企業を取り巻く環境は一段と厳しさを増しています。

世界的な景気減速懸念から今まで実質経済を引っ張ってきたBRICsなどの新興国から資金を引き上げているという観測もありますし、ボロボロの先進国に加え新興国まで弱ってしまうと、いよいよ世界経済は危機を迎える事になるでしょう。

こんな状況で日本単独でできる事なんて限られてしまいますが、超円高で企業の日本離れが進んでいる状況で震災復興のための法人税増税は、より日本離れを加速させてしまう気がしますので、もうちょっと別の案はないものかな…

日経平均株価は今日8400円を割り込み終値は8,374円。
NYダウの下落に加え円の急進で日本株が買われる状況にはなりづらく、もしかしたら近い将来8000円割れなんて事もありえるかもしれません。

日本企業の価値から見ると今の株価水準はかなり安いのですが、市場の心理が冷え込んでいる現状では反転は難しいか…
それでも長期的な視点で見れば仕込み時とも考えられますが…

今の状況で買いのタイミングを見極めるのは困難を極めますのでしばらく様子を見るのがベターなのかもしれませんが、こういったピンチをチャンスに変えられる人というのは今の投資家心理が冷えこんでいる状況で積極的に買っていける人間なのかもしれません。

でも…私みたいな小物には今の状況で買っていくのは無理だわ〜…

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