勝手に相場観


2011.09.27  金相場の急落と展望

今日の日経平均は久しぶりにまともな反発を見せ、235円高で8600円を回復しました。
とはいえ私の人生にとって重荷になっている(大袈裟)川崎重工業<7012>の含み損が解消された訳ではないので…というか、含み損の確認すらする気がないので適当にスルーの方向で。

ここ最近の気になる相場の動きは「金」でしょうか。
金の相場はサブプライムローン問題、リーマンショック後に大きく値を下げた以外はほぼ一貫して右肩上がりで、特にリーマンショックの下げ以降は若干異常なくらいの上昇速度を見せております。

リーマンショック以降は金融不安がくすぶり、株などのリスクの高い商品より安全な資産に移行する動きが活発になり、比較的安全とされている円が買われ、スイスフランが買われ、そして金が買われてきました。

金相場1 2011年9月27日 しかしここ数日で金の価格が急落するという展開になりました。
右図はここ10年の金相場の動きで、その下の図はここ1年の動きです。

ここ最近はギリシャを始めとする欧州の債務不安の再燃で株や為替などの相場は不安定さを増し、金相場もそれに吊られた格好となっています。
金相場2 2011年9月27日
しかし本来金は典型的な安全資産で、株や為替などのリスク資産が不安定になればなるほど強いハズ。

つまり今回の急落は相場の不安定さに吊られた側面もあるでしょうが、それよりも高値警戒感が台頭してきたのではないでしょうか。

この下げが一時的なモノなのか、それとも一方的な上昇の終焉を告げるものなのか現段階では判断しかねますが、ここ数年の金相場の動きは明らかに「バブル」的なものに見え、バブルと見るならいずれ必ず弾けます。

そもそも最近は金がプラチナ価格を上回る「逆転現象」も起きており、これは異常と言えます。
私達庶民感覚でも「金よりプラチナの方が価値が高い」というのが常識ですが、希少性などを考慮すると金などプラチナの足元にも及びません。

プラチナの生産量は金の30分の1程度しかないからです。

まあ相場を決めるのは需給のバランスが重要になってきますから、希少性だけでは語れないのも事実ですが…

最近は景気減速などから金融緩和が相次ぎ、市場にカネが溢れ、その余ったカネはリスクの高い株式などに向かわず金などの安全資産に流れる傾向が続いています。
しかしこういった一方的な傾向というのはいずれ終焉を迎えます。

サブプライムローン問題が表面化するまで数年に渡って続いてきた金利差を生かした「円キャリートレード」などもその一つでした。
当時120円を超えていたドル円も今や76円台になっていますし、170円目前だったユーロも今では100円をどうにか維持している状況になっています。

金の値上がりはそれ以上の長い期間にわたって続いており、もはや適正相場がどの程度かの判断も難しくなっていますので、金バブルが崩壊した後どの程度まで値下がりするのかは未知数です。

こういったバブル的上昇は上手く乗れれば大きな利益を生みますが、引き際を間違えるととんでもない事になります。

もし今から金を買おうとしている方がいらっしゃるなら、ぜひとも気を付けて下さい。

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