勝手に相場観


2011.09.30  スマホの性能から見るビジネスモデルの変化

さて、今日の日経平均株価は0.94円安と前日とほぼ変わらず引けました。
NYダウは大幅高、為替は円高と最近の方向感の定まらない典型的な相場展開で、安定した値動きは当分期待できそうにありません。


最近の携帯電話はスマートフォン一色になりつつあります。
私が携帯を使い出した頃は縦長の携帯が主流で二つ折りの携帯電話は少数派でしたが、二つ折りの人気が高まると各社こぞって二つ折りの携帯を出したものです。

その後しばらく続いた二つ折り携帯の天下はiphoneの登場によって徐々に駆逐され、今や「スマートフォンじゃなきゃ売れない!」といった様相を呈してきています。
当然各メーカーはスマホの開発に力を入れ、続々と新しいスマートフォンが登場しています。

そんな中こんなニュースが↓
以下産経ニュースからパク…お借りしてきた記事を抜粋。

爆発的に売れ始めたスマートフォン(高機能携帯電話、スマホ)に需要の一部を奪われ、携帯ゲーム機やデジタルカメラといったデジタル製品が伸び悩む現象が広がっている。1台で何役もこなすスマホが伸びるにつれ、専用機器の需要が目減りする事態も顕在化。スマホとの攻防が激しさを増している。

まあ要は「様々な機能を持つスマホに専用機の需要が食われている」という内容です。
確かに今のスマートフォンはカメラの性能もずいぶん上がってきていますし、グリーやモバゲーなどオンラインゲームも充実してきています。

簡単なナビの機能も持ち音楽プレーヤーとしても使える…一見万能機器です。
しかしコレ、裏を返せば典型的な器用貧乏とも言える。

最近の日本車などにも言える事ですが、様々な用途を一つの車で満たそうとするから、どの車も実用性重視の箱型で顔面勝負のクソみたいなデザインになり、それなりになんでもこなせる代わりに何の面白みも特徴もない車が溢れています。

同じようにスマホは様々な事が出来ますが、すべての性能は専用機には及ばず、カメラの画像はホドホド、ゲームは無料との触れ込みだけど、まともにプレイするためにはそれなりのお金が必要になる詐欺まがいで、しかも内容の極めて浅いクソゲーばかり、ナビは画面が小さすぎるし精度もイマイチ…

とはいえ携帯のカメラの性能はかなり上がっているのでデジタルカメラがスマホに需要を取られるのはまだ分かりますが、ゲームやナビの性能は天と地ほどの差があり、スマホに需要を食われているというのは魅力的な商品が出せないメーカーの言い訳にすら感じます。

でもコナミなどはスマホ向けなどのネットゲームの売り上げが家庭用ゲーム機の売り上げを超えてしまっていますし、もはや性能やゲームの深さより手軽さの方が重要になってきているのかもしれません。

そういえば私の友人もGREEの「ドリランド」をやっていて「もう2万円も課金しちゃったよ」とか言ってたな〜。

お前バカなのか?

…と突っ込むと、「なんとなくダラダラ使っちゃうんだよね」ですって。
カード一枚引くのに300円くらいかかるらしい…
かのビックリマンチョコですらお菓子付きで30円だったのに、データ上のカード一枚引くのに300円って…マジっすか?

今までのゲームはパッケージとして5000〜8000円くらいで売り出し、出来るだけ多くの人に遊んでもらおうって感じでしたが、今は無料を謳い文句に釣って一部のバンバン課金する人から徹底的に搾り取ろうという方向に変わってきている印象です。

まあそうやってゲーム会社…ひいては日本経済が潤うなら良い事ですし、よくよく考えたらAKB48なんかも熱狂的な一部のファンから搾り取るという点で共通しており、「広く浅く」から「狭く深く」という風にビジネスモデルが変わってきているのかもしれません。

でもスマートフォンも多くの車も様々な機能が中途半端な性能で備わっている、いわゆる「広く浅く」だったりするんだけどね。

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