勝手に相場観


2011.10.24  年金と経済と増税と

今日の日経平均は165円高の大幅上昇でした。
「わ〜い」と馬鹿っぽく目下含み損大爆発の川崎重工業<7012>の株価を見るも…

3円しか上がってないのですね…

…本日の含み損29000円也…


気を取り直して別の話題でも。
最近年金支給開始年齢を「68〜70歳」へ引き上げる議論が活発化しておりますが、NEWSポストセブンの記事に年金関連の興味深い記事があったので抜粋します↓

厚労省が5年ごとに行なっている年金の財政検証(2009年版)の平均モデルで比較すると、現在75歳の厚生年金受給者は、サラリーマン時代に総額1800万円(労使合計)の保険料を支払い、平均寿命までに総額5600万円の年金を受け取ることができる。年金給付倍率は「3.25倍」だ。

65歳の場合も、保険料2400万円支払って年金は4700万円。給付倍率は約2倍で、まだ得する世代であることがわかる。

だが、50歳代から下は改悪のあおりをモロに受ける。例えば55歳のサラリーマンは、現行制度なら3600万円の保険料に対して年金総額は5100万円とやや上回る(1.45倍)ものの、即「70歳支給」に切り替えられたとすると、そこから1000万円ほど減額され、年金総額は4100万円まで下がる計算になる。

現在45歳の現役サラリーマンが損得分岐点に立っている世代だ。保険料4800万円で受給額は5900万円(1.15倍)だが、70歳支給になると4900万円に減り、保険料を“タンス預金”したのとほとんど変わらなくなる。

この世代より下は確実に払い損になる。

近年国民年金の未納が問題になっていますが、上記の記事を見る限り年金制度はもはや破綻していると言っても過言ではない。
そもそもどんどん進む超高齢化社会で高齢者の年金を現役世代が負担するという制度自体に明らかな無理があり、これではマルチ商法と言われても仕方ない。

今現在この「68歳〜70歳」への受給年齢引き上げは理解を得るのが難しく実施は困難と言われていますが、どうせこのままの制度で続ければ破綻は目に見えていますから、抜本的な年金改革が行われない限り私達のような30代半ばの人間が年金を貰う年齢になる頃には確実に実施されているでしょう。

もしかしたら70歳でもマシな方かもしれないよ…

日本は未だデフレの脱却に苦慮している状況です。
これは消費の弱さが大きな原因の一つなのですが、こんなマルチ商法のような年金制度では将来に不安だらけで、とても積極的にお金を使おうなんて気にはなりません。

日本も結構な税金を使って様々な景気対策を行っていますが、エコポイントとかちょっとした減税とかの付け焼刃な対策より年金の抜本的改革による安定化や社会保障などの拡充で将来の不安を払拭する方がよっぽど景気対策になるのではないでしょうか?

「今の若者は堅実でお金を使わず貯金する」と言われています。

そりゃ若ければ若いほど年金や社会保障に不安を感じざるを得ないでしょうし、昔と違い昇給のスピードも遅いですから堅実になるのは必然といえます。
ある程度の増税は仕方ないと諦めるから、その増税で集めたお金で将来への不安を払拭してほしいと願うばかりです。

まあ今の政府は復興支援や社会保障の充実を名目に増税路線を敷いていますが、どうせ増税で集めた貴重なお金も官僚が湯水の如く無駄遣いするんだろうけどね。

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