勝手に相場観


2011.10.29  信用データに不安あり

昨日金曜日に日経平均株価は久しぶりに9000円を回復しました。
そういえば私の保有株である川崎重工業<7012>も日経平均株価が9000円くらいの時に買ったもので、その後はアメリカや欧州の債務問題で下落し長らく漬物になっておりました。

しかし私は希望を捨てませんでした。
「今は苦しいが、日経平均株価が9000円を回復すれば川崎の兄貴もイイ感じになっているはずサ」…と信じていた34の夜。

ちなみに私の川崎重工業の買値は232円だったのですが、9000円を回復した昨日「やっと…やっと苦しい含み損から開放される…」と喜び勇んで株価を見てみ…

2011年10月27日 川崎重工業
…なん…だと……?

日経平均株価は買値付近に戻ってるのに232円で買った銘柄は200円にしかなってないって…神からうけ賜わったこの才能が時に情けないようでたくましくもある…とKEIKOさんがおっしゃっておりました。

川崎重工業は円高に苦しんでいるものの最近9月中間期予想を上方修正しましたし、それほど売り込まれるような銘柄でもない気がするのですが、上図の株価を見ていて気になる点が赤い枠線で囲った信用データ。

「信用売残」に比べ「信用買残」がかなり多く、貸借倍率は9.25倍。

この「信用買残」というのは信用取引で買われ、まだ反対売買(売り)されていない川崎重工業株の事で、要は信用取引で買われて保有されている株の総数。
「信用売残」はその逆で信用取引で空売りされ、まだ買い戻されていない株の総数。

今現在、川崎重工業株は信用買残に偏った状況。
「だから何?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は結構重要な問題なのです。

信用データは当然信用取引の情報なのですが、信用取引の多くは「制度信用取引」で、この制度信用取引には「保有期間最長6ヶ月」というルールがあります。
これはどんなに長く保有しても半年後には決済しなければならないという事。

「信用買残」の多くは6ヶ月以内に決済…つまり売らなければならないので、それは「上値を抑える売り圧力になる」と受け止められ心理的にも実際の株価にもマイナス要因になるのです。

逆に信用売残が多いと近い将来の買い圧力になるので好感されたりするのですが、大半の銘柄では信用売残より買残の方が多くなります。

で、今回の川崎重工業の9.25倍という倍率はハッキリ言って「かなり買残が多い」状況で、半年以内の売り圧力の強まりが懸念されても仕方がありません。
まあ考え方を変えれば「多くの人が買っている」という事になるので期待できる株…とも考えられますが………苦しい?

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