勝手に相場観


2011.10.03  欧州はスタグフレーションか?

さて、10月一発目の日経平均株価は…154円安…まあ見なかった事に…ならない?
為替を見ても全体的に円高に振れており、ユーロなんぞは再び102円台に突っ込んでおり目も当てられない状況です。

日本で個人投資家が行う為替取引はFX(外国為替証拠金取引)が一般的で、株式取引とFXは完全に住み分けされていますが、株価と為替は切っても切れないほど関係が強く、株の取引しかしていない方でも為替の動きは注視している事でしょう。

そういえば昨日の経済にニュースにこんな記事が…

以下ウォール・ストリート・ジャーナルからパク…引用です↓

日本の通貨当局が次に為替市場に円売り介入する場合は、従来の対ドルではなく、対ユーロになるとの見方が出ている。さらに、その過程で欧州金融安定基金(EFSF)の債券を購入し、欧州の債務問題の拡大防止に協力していることを対外的にアピールできるとの指摘もある。

つまり「最近ドル円は良くも悪くも安定してきているが、ユーロなどの欧州通貨の動きは円高方向に一方的過ぎるので、今度はユーロ買いを匂わしたれ」って事か。

確かに今の欧州通貨の動きを見れば当然の動きとも取れますが、介入できる金額が限られている以上あんまり介入する通貨の選択肢を増やすと、結局どれもパンチ不足になり機関投資家などに足元を見られるかもしれませんぞ。

…と思ったら数日前にこんなニュースがありました。
以下ロイター様からパク…引用でゴス↓

安住淳財務相は30日朝の閣議後会見で、2011年度第3次補正予算で、為替介入の原資となる政府短期証券(FB)の発行限度額を15兆円引き上げるよう指示したことを明らかにした。同時に、為替市場動向を監視するため主要金融機関に課している持ち高の報告義務を、12月末まで延長する方針も示した。

これによって為替介入の原資は31兆円から46兆円に増加するので「お前ら下手に円を買うと痛い目みるゼ」というとっつぁん坊や…じゃなくて安住財務相の意思表示で、一応の牽制効果はあるのかな?

ただし前にも書きましたが、今の為替市場の一日の取引額は4兆ドル(300兆円)に達しているので、相場を動かしている機関投資家が本気を出せばとっつぁん坊…安住財務相が涙目になる事うけあいです。

どうせハッタリをかますなら15兆円とか言わずにスイスみたいに「無制限」と言ってしまえば良いのに…この辺に日本人の控えめ体質というか、変な律儀さというか、外交の弱さというか…そんなものが見え隠れするからチト切ない。

ちなみに昨日発表されたユーロ圏の消費者物価指数は2.5%上昇の予想に対して結果は3.0%上昇で、これだけ物価が上がると利下げは難しく、経済状況の厳しさとインフレの二重苦、いわゆる「スタグフレーション」状態と言えます。

同じく昨日発表されたユーロ圏の失業率は横ばいの10%
…つまり10人に1人がプーさんって事か…

アメリカがこけ、欧州がこけ、次は…中国あたりか?
先進国がボロボロの現状で新興国までこけたら…本当に世界経済は崩壊しかねないですね。

日本の企業だって、こんな異常な円高でなければなかなかの業績を出しているはずで、結局は欧米のとばっちりで苦汁をなめる結果になっています。

とりあえず含み損をモッサリ溜め込んでいる私の川崎重工業<7012>をどうにかして下され…

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