勝手に相場観


2011.11.12  イタリアと日本の国債

金曜日のNYダウは259ドルの大幅高。
水曜日に389ドルの豪快な下落を見せたものの、たった2日でその下落分をほぼ取り返した事になり、こういった乱暴な動きはまさに今の市場の不安定さを表している。

ギリシャに続いて最近は「イタリアがヤッヴァ〜イ」と、なんかもう世界中が必死に各国の粗探ししている感があり、次はどこがターゲットになるのでしょう?

当のイタリアは数日前「長期金利が7%を超えた」とニュースになりました。
ちなみに長期金利とはその国の国債の金利と連動しており、乱暴に言ってしまうと「長期金利の動向=国債の動向」となり、長期金利が上がるという事はその国の国債が売られているという事を意味します。

この国債は売られると金利が上がり、買われると金利は下がるという仕組みがちょっとややこしいのですが、我々日本人が「長期金利が7%超」と聞くと、なんか凄まじい金利に聞こえる金利貧乏国民(?)の悲しいサガ。

ではちょっとイタリアの長期金利の推移でも見てみましょう。

イタリア・長期金利の推移 (C)Trading Economics
見ての通りイタリアの長期金利はここ10年以上5%前後で推移してきており、最近になって金利が大きく上昇してきているのが見て取れます。
…しかし1995年あたりは12〜13%もあったんだね…

日本・長期金利の推移 (C)Trading Economics
続いて日本の長期金利の推移ですが、皆さん知っての通り長い間日本の金利は超低空飛行を続けており、どんなに高くても2%という低水準を長期間維持してきています。

日本とイタリアを単純比較するのは無理がありますが、現状ではイタリアは債務問題により国債が売られ長期金利が上昇しています。
一方の日本はむしろ国債が買われる傾向で、それに伴って長期金利も下がっています。

でも忘れないで。
日本は超借金大国であるという現実を。

そう遠くない未来、日本の債務問題も必ず注目を浴びるはずで、そうなった時にどうなるのか?
単純かつ乱暴に考えると…

・日本国債が売られ長期金利が急上昇
・インフレ
・円は売られ急激な円安

ん〜…長い事上記のインフレ説や円安説は語られてきましたが、結果は現状の超円高だしデフレも脱却できていない。
この説を信じて「1ドル=120円」あたりの時に必死に円を売っていた方もいましたが…どうなったんだろう?

どう考えても今の日本はヤバイ状態なのですが、他の国々がもっとひっ迫しているから相対的に日本はマシだと思われているだけのような気もします。

各国の債務問題が片付いたら…いよいよ日本の出番か?

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