勝手に相場観


2011.11.01  ハイブリッドカーの偽りの環境性能

今日から11月が始まります。
今年も残すところあと2ヶ月ですが「ちょっと前に正月やったばっかじゃん!」と声を大にして秋の夜長に叫んでみる35歳。

年々時間の経過が早くなっていくという悲しい現実を涙をこらえて受け入れつつ、今日の株価も大幅下落で泣きっ面に含み損。

さて、気を取り直して今日は車の話でもしましょう。

日本にとって自動車産業は極めて重要な基幹産業で、下請け、孫請け以下…という裾野の広さも考えると日本経済は自動車産業無しでは考えられないと言っても過言ではないでしょう。

しかしそんな自動車大国の日本は他国に比べ実用的な車が溢れ、各メーカーのラインナップもミニバンやコンパクトカー、軽自動車が売れ筋で趣味性の高い車は淘汰されつつあります。
欧米などではスポーツカーやトラックなど趣味性の高い車はそれなりに需要があり、世界的に見ても箱型の貨物車ばかり走っている日本は異質といえます。

そんな実用性重視の日本車の象徴とも言えるのがハイブリッド車で、環境性能と低燃費でトヨタのプリウスなどはバカ売れし、ホンダはフィットハイブリッドやフリードハイブリッドなどを追加し、トヨタもコンパクトはもちろんミニバンからセダンまハイブリッドのラインナップを増やしてきております。

そこで気になるのが自慢の低燃費性能で元は取れるのか?という点です。

今や120万円前後のコンパクトカーの燃費の良さもかなりのもので、よっぽど荒い運転をしない限りはリッター15kmは走るでしょう。
対するハイブリッドの代表格であるプリウスは、カタログ燃費こそ最高でリッター38kmですが実燃費はせいぜい22、23km程度。

様々な燃費のサイトなどを覗いてみてもフィットやヴィッツなどの燃費性能の良いコンパクトカーと比べプリウスのアドバンテージは5kmほど。

ではコンパクトカーリッター17km、ハイブリッドカー同22kmで年間10000km走るとしてガソリン代の差額を計算してみましょう。
ガソリン価格はちょっと高めの150円に設定。

・コンパクトカー

10000km÷17km=588?
588?×150円=88200円

・プリウス

10000km÷22km=454?
454?×150円=68100円

上記の計算だと1年間のガソリン代の差額はおよそ20000円。
コンパクトカーとプリウスの車両価格はおよそ70〜100万円です。
1年間のガソリン代が20000円しか違わないなら5年間でも100000円で、とても車両価格の差は埋まりません。

もちろん車格が違うためステータスはプリウスの方が上ですし、モーター特有の出足の良さなど車としても満足度は概ねプリウスの方が高いでしょう。

でも…ステータスとか走行性能とかって今の実用性重視の日本の傾向とは逆行してるよね。

しかもクラウンあたりと比べるならまだしも、プリウスとコンパクトカーのステータスや走行性能の差なんて、かなり低レベルでの話。

「ならコンパクトカーで十分じゃない?」

ハイブリッド車に積まれる電池やハイブリッドに伴う多くのパーツは製造から廃棄まで考えると環境への負荷は多少の燃費の良さなど軽く吹き飛ばすほどだったりします。

つまり環境性能など名ばかりという事になります。

まったく元を取れない燃費と偽りの環境性能…ハイブリッドカーの存在意義とは?

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