勝手に相場観


2011.12.08  東京電力国有化で株はどうなる?

今日の日経平均株価は57円安で、私の川崎重工業<7012>の含み損は19000円也。
一時に比べ含み損は減ったものの気分の良いものではないので、どうにかプラスに回復して欲しいものですが現状では厳しいか。

株安にしろ円高にしろ欧州債務問題が解決しない事には始まらないのですが、予想以上に根が深い上にアメリカの格付け会社が定期的に「格下げ」を行い市場の不安を煽ってくれるので腹立たしい事この上ない。

まあ文句を言っても私の含み損は消えないので、「せっかく株価が安いんだし何かお買い得な株ないかな〜?」などと建設的という名の現実逃避で銘柄を物色していたらアホ面丸出しの私の目に東京電力株の急落が入ってきた。

前日比31円安の244円で下落率は11.27%。

今日の出来高では堂々の1位で「これだけ出来高がありながら11.27%の下落っていうのは何か理由がありそうだ」という訳でニュースを調べてみたら「東京電力国有化」の文字が。
以下東京新聞からの抜粋↓

政府が、福島第一原発事故に伴う巨額の廃炉費用の負担で東京電力が債務超過に陥るのを防ぐために、東電に一兆円を超す公的資金による資本注入を検討していることが八日、分かった。廃炉には福島第一原発の1〜4号機だけで三兆円が必要との見方があり、資金調達力が低下した東電が事故収束や被害者への賠償を確実に実行するためには、実質的な国有化で経営破綻を防ぐ必要があると判断したためとみられる。

 政府は、事故の賠償金支払いを支援する原子力損害賠償支援機構と東電が来春をめどに共同で作成する総合特別事業計画に、経営改革の柱として公的資本注入を盛り込みたい考え。東電の西沢俊夫社長は八日、本紙の取材に対し、財務基盤強化に向けた公的資本注入は「一つの手だ」と述べ、受け入れる可能性を示唆した。

 資本注入は、来年六月の東電株主総会で株式の発行枠を拡大した上で、新株を支援機構が引き受ける方法を検討中。実現すれば注入額は一兆円を超す規模となり、政府が設立した支援機構が株式の大部分を保有し、東電は実質国有化される。これに伴い、東電の現経営陣は退陣となる可能性がある。

要は公的資金注入の名目として大量の新株を発行し政府が設立する支援機構が買い取る仕組みですが、この新株の発行数がとんでもない事になりそう。
事実関係はまだ分かりませんし、あくまでも素人考えですが、1兆円を新株でまかなうとしたら…
仮に株価が200円として考えてみる…

1,000,000,000,000円÷200円=5,000,000,000株

50億株!?

現在の東京電力の発行済み株式総数は約16億株なので、およそ4倍になる計算なんですが…
そうするとすさまじい株式の希薄化が起こり、単純に考えれば1株当たりの利益が4分の1になる訳ですから株価も4分の1になってもおかしくない。

そう考えると今日の31円安はずいぶん可愛らしく見える。
そもそも上場廃止や完全国有化による100%減資で株価が紙くずになる可能性も無くなってはいない中での今日の値動きですから、一時的な国有化でむしろ東京電力にとってはプラスになるという思惑も絡んでいるのかもしれません。

まあ東京電力は事実上倒産しているようなもので、一時的な国有化か完全国有化の選択は国のさじ加減ひとつのようにも見えます。

東京電力については様々な憶測や思惑、情報が錯綜し株価の予測がまったくできませんが、今の内にある程度買っておいて上手く事が運べば大もうけできる可能性はあります。
だって元々は株価2000円超の鉄板ディフェンシブ銘柄ですからね。

ただし上場廃止、完全国有化の可能性が消えてない限り紙くずになる覚悟も必要ですが…

ちなみに数年前に破綻したJAL(日本航空)は完全国有化により100%減資を行い上場廃止で株式は紙くずとなっています。

最近JALは再上場の動きがありますが、一度100%減資を行っているため上場廃止前に1円で買っていた株式を再上場後に売ろうとしても不可能です。
さて、東京電力株はどうなるのか…

うう…危険と分かっているのに…分かっているのに何やら甘〜い罠が私を誘っている気が…



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