勝手に相場観


2012.02.27  エルピーダの倒産で株はどうなる?

来ましたね、エルピーダメモリの会社更生法の適応申請。

ここのところ「ヤバイ」と言われており、とうとう本日の株式終了後に会社更生法の適応を申請したと発表したのですが、今日の終値が前日比2円高の334円でした。

2012年2月27日 エルピーダメモリ株価

↑これが今日までの6ヶ月間のエルピーダメモリの値動きです。

会社更生法の適応申請という事で上場廃止が決定的となり、上場廃止日は3月28日。
今までの例から見てもおそらく100%減資となるでしょうから、上場廃止に向けマネーゲームを繰り返しながら最終的には1円になるパターンかな?

さて、このサイトで以前にJALの再上場の噂を受け「再上場で上場廃止前の株はどうなる?」という記事を書いており、上場廃止関連のニュースが出るとアクセスが増えるページなのですが、今日のエルピーダの報道を受けこのページのアクセスが急上昇しています。

やはりみなさん気になるのが「上場廃止直前に1円で買ったとして、仮に再上場となった場合その株は売れるのか?」という点のようで、実際私も「上場廃止前に株価が1円になっていれば10000株買っても10000円で、仮に再上場して、少なく見積もって初値が100円だとしても…10000円が百万円になるじゃん!!」みたいな事を考えました。

JALの上場廃止の際も最終的に1円になったので本気で購入を考えたのですが、よくよく調べてみたら100%減資で紙くずになる事が分かったので止めました。

会社更生法の申請というのは簡単に言うと「倒産」なので、今回のエルピーダの件はまだはっきりしない点があるものの、一般的には株式が無価値になる100%減資という方法を取り、銀行などは債権を放棄し、株主は紙くずを手に呆然…となります。

もちろん仮に再建が上手くいってエルピーダが再上場したとしても上場廃止前の株は売れませんので、100%減資が決まったら「もしかして再上場とかになったらボロ儲けかも…」などと勘違いして買わないように気をつけて下さい。

しかし今回の倒産…おそらくそれなりの数の個人投資家の方々も保有していると見られますし、NECなどが大株主として名を連ねており、この辺への影響も気になります。

少なくとも明日、明後日あたりはストップ安になるのかな…

もうひとつ気になるのは先週の中ごろ、ポンっと株価が上がっており、これはゴールドマン・サックスとクレディ・スイスがエルピーダメモリ株を大量に保有しているというのが分かって材料視され大きく買われた…という経緯があるのですが、なんか…胡散臭いな…

倒産する4、5日前に世界最大級の投資銀行であるゴールドマン・サックスの大量保有が報道され株価が上昇する…やたらタイミングがいいけど、2chなどの怪しい掲示板などでは「ゴールドマン・サックスはわざと大量保有の情報を流し株価を上昇させ、倒産報道前に売り抜けている=インサイダーがあったのではないか?」などとまことしやかに囁かれていますが…

最近は海外メーカーの躍進と日本メーカーの出遅れや対応の悪さから日本のお家芸とも言えた電機メーカーの苦戦が浮き彫りになっていますが、日本の半導体メーカーであるエルピーダメモリの今回の倒産は、円高の影響が大きかったとはいえ最近の日本の弱さを象徴しているような気がします。

市場関係者の間でもエルピーダの倒産は危惧されていましたが、予想以上に早かったようで、それを表すように最近の株価も極端な下落はありませんし出来高も多く、スイングトレードなどが目的で保有している投資家の方も結構多いでしょうから、今日の倒産の発表によってそれなりの数の退場者が出るかもしれませんね。

鉄板と言われた東京電力もあの事故で、ディフェンシブ銘柄による安定的な配当をあてにして購入していた多くの個人投資家を地獄に叩き落としましたし…株ってコワ〜…


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