勝手に相場観


2012.02.28  エルピーダのストップ安と大損した人々

今日の日経平均株価は一時100円安まで売られたものの、そこから切り返し終わってみれば89円の高値引けでした。

いったいどこまで上げるんだ…?

この上昇を指をくわえて見ているのは正直悔しいですが、騰落レシオやRCI(相対力指数)などの「買われすぎ」「売られすぎ」を判断するテクニカル分析を用いると完全に買われすぎ水準なので、おいそれと手も出せない。

「押し目待ちに押し目なし」

…なんか嫌な言葉がよぎったよ…

さて、昨日の記事でも取り上げ注目のエルピーダメモリですが、引け後に板を見てみたら…

2012年2月28日 エルピーダメモリのストップ安 うわ〜…

この時点でおよそ1億9800万株の売り注文が出ていましたが、エルピーダの発行済み株式数を調べてみたら2億7178万株でした。

という事は今日一日で発行済み株式総数のおよそ7割が売りに出された事になり、昨日の記事で私は「明日、明後日あたりまではストップ安になると思う」と書きましたが、それじゃ済まなそうですね。

2012年2月28日 エルピーダメモリの信用データ そしてもう一つ、今日更新されていたショッキングな信用倍率…

信用倍率131倍って…これは相当数の人間がシャレにならない事態に陥るぞ…

言うまでもなく今日は見事なストップ安だったわけですが、引けに値幅制限の254円で113600株取引が成立しているんですが、一体何を思って買ったのでしょう?

仮に証券会社によって取引できる銘柄が違う一般信用取引での信用売りの買戻しだとしても、普通なら一桁になるまで待つでしょうし…もしかしたら今日が買い戻しの期限だったとかなのかな?…それとも前に出した買い注文を忘れていたとか?…謎ですね。

エルピーダメモリの破綻を受けて、エルピーダのシェアを奪えるという期待から海外の半導体メーカーは軒並み株価を上げているようで、「血も涙も無いな」と甘っちょろい事をちょっと感じる一方で、つくづく弱肉強食の厳しい世界なんだな〜と思い知らされます。

2012年2月28日 エルピーダ破綻で債権取り立て不能の企業 そういえばもう一つ、今日「エルピーダが会社更生手続き開始の申し立てを行ったことに伴って、同社向け債権に取り立て不能や遅延のおそれが生じたことを発表した企業」というものが発表され、それが右図。

おそらくいっぱいいるであろう大損した個人投資家も含め、こういった株を保有していた企業やエルピーダの関連会社など、水面下で様々な方面に大きな影響があるのでしょうね。

破綻という事で100%減資になるでしょうけど、JAL同様株価が一桁になったあたりで活発なマネーゲームが行われるんでしょうね。

ある程度は自業自得とはいえ、多くの不幸な人間を出した大型倒産を金遊びの対象にするって…さっきも書いたけどホント経済や市場って血も涙も無いね。

まあ経済や市場が変に人情味に溢れてても、それはそれで嫌だけど。



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