勝手に相場観


2012.03.30  株価と為替相場の相関関係とリスク分散

最近の一方的な株価上昇が一段落着いた感のあるここ数日。

そして株価以上に一方的だった為替相場も最近は少し円高に振れておりますが、これまでの上げ方があまりにも異常だったので利益確定売りでの一時的な調整のようにも感じます。

今日の下げで火曜日に明けたを埋めた形になり、今日のNYダウ次第では月曜日から再び上昇相場になる可能性も十分にありますが、私としてはここらへんで一度シッカリとデッドクロスになるようなそれなりの調整が入ってくれたほうが買いやすいというのが本音だったりします。

ここ2ヶ月ほどの値動きを見ていると「株価と為替相場は密接に関連しているんだな〜」と今更ながら改めて実感しますが、過去はどうだったのでしょう?

という訳で、なんか適当にドル円と日経平均株価の相関チャートを作ってみました↓

日経平均株価とドル円の10年間の相関関係

…これがちゃんとした相関関係を表しているチャートかどうかは微妙ですが、まあ適当にチャートを組み合わせただけなので、双方の値動きを比べるためのものなのでご容赦下さい。
一応見方としてはちょうど10年前の日経平均株価とドル円を基準として、そこからどういう値動きをしたかをあらわしております。

全体的に見ると結構同じような動きをしており、為替相場が日経平均株価に与える影響を垣間見る事が出来ますが、短期的には必ずしも相関関係にあるとは言えないようです。

下記はちょっと古いのですが、岡三オンライン証券様からお借りしたもの↓

日経平均株価とドル円の短期的な相関関係

これは2010年11月〜2011年8月までのもので、ある程度の相関関係は見られるものの、4月〜5月、7月〜8月は完全に別の動きをしておりドル円と日経平均株価の相関関係は必ずしも絶対的なものではない事が分かります。

ただ10年間という長いスパンではそれなりの相関関係が認められる事から、中長期的な投資であれば為替相場の動きも注視するべきですが…ハッキリ言って数年先に為替がどうなっているかなど分かるはずもない。

そんな事を言ってしまうと「相関関係が分かっても使い道ないじゃん」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、相関関係が認められればリスク分散などに活用できます。

投資のリスクを少しでも減らすためには投資先を分散させるのが常套手段で、ドル円と株価に相関関係があるのであれば「リスクを分散させるために株の他にドルも買った」というのはリスク分散の意味をなさない事になります。

ドルを買うという事は円安になる事で差益が生まれるので、逆に円高になれば損が発生し相関関係にある株も下がる…という状況になるからです。

投資リスクを分散させるためには相関関係にないものを組み合わせるのが常識で、一番分かりやすいのが株と国債などの債権ですが…この辺はまた後日にでも。

株と為替は確かにある程度の相関関係が成り立ちますが、10年前の日経平均株価が10000円の時はドル円120円だったのに対し、現在はドル円80円そこそこで日経平均株価が10000円を回復したあたり、日本企業の円高への対応が進んできている証拠なのかもしれません。

まあ…多くの生産拠点が海外へ移ったという空洞化の証しかもしれませんが…

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