勝手に相場観


2012.09.07  リクルートの上場理由と社員持株会

日本航空(JAL)の再上場が9月19日に迫っており、売り出し価格は3,500〜3,790円で175,000,000株という。

まあ売り出し価格が3,500〜3,790円とは言っても、IPOではほぼ例外なく範囲内の最高額で売り出される事になりますから…

3,790円×175,000,000株=663,250,000,000円

え〜、つまり約6630億円となる。

1億円でいいからこっちに回してくれないか?

役立たずな経営陣のせいで破綻し多くの株主に多大な損失を与えておいて国に救済してもらい、経営が立ち直ったからと再上場で再び多額の金を集めるけど、多大な損失を与えた過去の株主への賠償その他は一切行わないんだからイイ商売だよね。

もちろん株式投資はその辺の理不尽もリスクに含まれるからJALウハウハ。

この辺の是非はともかく、調達額が6630億円との事ですから2010年の第一生命の約1兆円には及びませんが、久々の超大型IPOという事になります。

そんな胡散臭いJALの再上場並の規模になるのでは?…と言われ、早ければ来年にも上場を目指しているのが「リクルート」で、当サイトの「非上場の大企業ってどこだろう?」という記事でも取り上げた有名な非上場の大企業です。

「リクルート」と聞くとリクルートコスモス社の未公開株が賄賂として使われ、多くの政治家や官僚が関わり大問題となった「リクルート事件」を真っ先に思い浮かべる方も多いと思いますが、まさにその汚名大王リクルート。

売上高は連結で1兆円を超え、上場すれば時価総額も1兆円くらいになるだろうと言われており、発行済株式総数の内どの程度の割合を売り出すか分かりませんが、仮に第一生命のように発行済株式総数の7割程度を売りに出すとすると…

時価総額1兆円×70%=7000億円

…まあものすごく乱暴な計算なのは置いておいて、場合によっては今回のJALのIPOに匹敵する規模になるかもしれないリクルートの上場。

長らく非上場だったリクルートの上場理由は海外でのM&Aを活発化し会社をより大きくしようという拡大戦略との見方が有力ですが、リクルートの筆頭株主は社員持株会であり、多くの社員や役員が同社の株式を保有しています。

つまりリクルートが上場すれば多くの社員が「ウマ〜」な状態になる。
以下東洋経済オンラインから抜粋↓

「社歴20年・40代の社員なら、持ち株数からいって、上場で資産価値が数千万円、場合によっては億までいってもおかしくない」(リクルートOB)。6月25日夜、NHKで「リクルート、来年度中にも上場」のニュースが流れて以降、「上場前に自分の株をどうしたらいいか」、社員の間で話題が絶えなかったという。

また社員持ち株会とは別に、リクルートには役員持ち株会も存在する。こちらでは河野栄子元社長など古参の元役員らが保有しているもよう。1人当たりの資産も数十億円と、ベテラン社員と比べても、ケタが1つ違うと思われる。一説には今回の上場については、「古株の元役員からプレッシャーもあったのではないか」(別のOB)との声もある。ただ、いくら上場で含み益が膨らんでも、放出する株があまりに多ければ、換金するにはハードルが高そうだ。

ちなみに所有者別状況で見ると、「個人その他」が持ち株比率37.4%を占めている(自社株含む)。仮に時価総額が1兆円になれば、個人その他だけで3700億円超の資産を持つ勘定である。

うむ…なんか…なんか面白くない話だが、これは嫉妬心なのだろうか?
とはいえ上場なんて会社を成功に導いた創業者とその周辺が大金を手にするのも目的のひとつなのですから、当然といえば当然ですが。

まあそんな話は置いておいてリクルートの上場が近付けばIPOなどの注目度は高くなるでしょうから、詳しい話が出てきたらまた取り上げたいと思います。

…やっぱ勤めるなら大企業だよね…



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