勝手に相場観


2012.09.14  NYダウの上昇はいつまで続く? 射程内の史上最高値

…うう…

NYダウは爆上げ、為替相場は円安に振れ、日経平均株価も大幅上昇と…

今月3日に書いた記事で「NYダウは13250ドル付近に強い抵抗線があるため、上昇する余地は少ない」と書いてあったっぽいのですが、それをあざ笑うかのように軽々と突破し、現在は13500ドルを超えてしまいました…が、書いた記憶はございません。

しかも一昨日に書いた記事では「現在のユーロはむしろ割高で、購買力平価で見ると93円くらいが妥当」…的な事を私が書いたという説があるのですが、記憶にございません。

………

基本ネガティブ思考の私は「下がる可能性」を常に考え、それを元に記事を書くことが多いので、踏み上げ相場になるとことごとく予想が外れてしまうという状況に陥るのですが、下落相場でもなぜか予想が外れる不思議感。

そんな私の驚異的な予想的中率を踏まえた上で、今日は再びNYダウの話をしましょう。

ほんの10日ほど前に書いた「13250ドル頭打ち説」はアッサリ打ち砕かれ現在は13500ドルを超えており、テクニカル的にも上昇トレンドを描いている事から今後も上昇相場が継続する可能性が高いのは否定しようのない事実…と前置きして保険をかけておく。

その時点で説得力ゼロなのは無視する方向で。

で、まず半年前から現在までの値動きと雑にトレンドラインを引くとこんな感じ↓

NYダウ 半年の値動き

上でも書いたとおり見事に上昇トレンド真っ最中であり、騰落レシオなどでは買われすぎ水準にあるものの、適度な押し目を作りつつ徐々に、しかし綺麗な波を形成しながら値段を切り上げていくのはNYダウの特長ともいえます。

つまりテクニカル的にはあまり死角のないNYダウですが、私が一番気になるのが2007年10月につけたNYダウ史上最高値が14,164ドルという点で、この時期はサブプライムローン問題が表面化してきた時期とはいえ、まだまだ住宅バブルによりアメリカ経済が絶好調だった時です。

で、現在のNYダウは13,539ドルと、史上最高値まであと600ドル強に迫っています。

しかしアメリカ経済は住宅バブルで潤っていた2007年以前に比べ明らかに弱い印象は拭えず、失業率は8%を超え、雇用統計…特に非農業部門雇用者数は毎月のように市場予想を下回っている。

こういったアメリカの景況感に加え、欧州債務問題への懸念が若干後退したとはいえ欧州経済は極めて弱く、中国の減速も鮮明になってきている中でのNYダウの高騰というのはどうにも違和感を感じざるを得ないのは私がネガティバー(?)だから?

経済の先行きを見る上で「各種指標」というのは極めて重要になりますが、最近のNYダウは指標が市場予想を上回れば景気減速懸念が後退して買われ、指標が市場予想より悪ければFRBによる追加の金融緩和期待で買われるという訳の分からない状況になっているような気がするのは私がネガティブァ〜だから?

2007年当時のドル円相場120円超に比べ大幅にドル安になっていますから、それがNYダウを下支えしている理由のひとつなのは間違いないと思いますが…

果たしてこのまま順調に史上最高値を試す展開になるのでしょうか?

歴史的な円高とはいえ売られすぎな感さえある日経平均株価と、徹底的な金融緩和策とそれに伴うドル安という大きな下支えがあるとはいえ買われすぎ感漂うNYダウ。

この違和感が解消される日は来るのだろうか?

…私がこんなNYダウに批判的な記事を書いているという事は、史上最高値更新フラグ?



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