勝手に相場観


2012.10.30  相次ぐ電力会社の電気料金値上げと給与削減

先の東京電力の電気料金大幅値上げに続き、先日関西電力も値上げの申請を表明しましたが、今度は九州電力も値上げの方針を表明しました。
以下日本経済新聞から抜粋↓

九州電力の瓜生道明社長は30日、2012年4〜9月期の決算発表の席上、電気料金の値上げについて、「年度を通して大幅な赤字が見込まれ、財務状況も厳しいなか、実施時期、幅などの具体的な検討を始めた」と語り、値上げ検討を正式に表明した。

4〜9月期の連結最終損益は1495億円の赤字(前年同期は133億円の赤字)。原発停止が続くなか、代替で稼働していた火力発電所の燃料費や、他社からの電力購入費が膨らんだ。業績悪化を受け、中間配当の実施も見送った。


…おやおや。

国民の「原発反対」の動きを逆手に取って「原発を動かせないから火力発電の燃料費などがかさみ、値上げせざるを得ない」とかもっともらしい理由を付けられるし、「東京電力もそれで値上げしたし、うちもそれで行こう」…的な思惑も垣間見える。

一社独占だから企業努力も必要ナッシング。

電力会社のそういった動きを察知し国でも一応対策を打ってはいるが…
以下朝日新聞から抜粋↓
電力会社の平均年収
経済産業省は、電力会社が家庭向け電気料金の値上げを申請した場合、社員の年収を社員1千人以上の大企業平均(596万円)並みに引き下げるよう求める方針を固めた。電力会社は社員の年収が800万円前後で大企業平均を大きく上回っており、2割を超える給与削減を迫られる可能性がある。

電力会社は、東京電力福島第一原発事故後に止まった原発の代わりに火力発電を増やしている。このため燃料費がかさみ、原発の割合が高かった関西電力は29日、九州電力は30日にも、来春からの電気料金値上げを表明する見通しだ。値上げ幅はともに10%程度を軸に検討する。

右上の図は各電力会社の平均年収で、東京電力が大企業並に少ないのは値上げに際して給与を下げているから。

私のような人間からすると大企業平均の600万円弱でも「スゲ〜」って感じなのに、電力会社ときたら…これらに入社できれば完全に勝ち組ですな。

で、国は「電気料金を値上げするなら給与は大企業並にまで下げなさい」と言っている訳ですが、そもそも社員の平均年収がこれだけ高かったという事は、これまでの電気料金がボッタクリだったという事なのでは?

今回の関西電力、九州電力の値上げ申請の明言は、同時に社員の給与を大企業並にまで下げる事を意味していますが、これって裏では社員に…

「2、3年我慢してほとぼりが冷めれば徐々に給与を戻すから、それまで我慢してくれ」

…とか言っていそうな気がするのは私の極めて個人的な妬み兼被害妄想。

上げた電気料金はどうなるのかって?
一度上げた料金を元に戻すはずないでしょ♪

…とか考えていそうな気がするのは私の極めて個人的な逆恨み兼羨望の眼差し。


一応相場の話をしておくと、今日は「理想買いの現実売り」を地で行くような相場でした。

今日の日経平均株価は比較的堅調に推移していましたが、午後2時半過ぎに日銀の追加緩和が発表されると為替相場は一気に円高になり、日経平均株価もつられるように100円以上値を下げて安値引けとなり、最終的に前日比87円安でした。

普通は追加緩和が発表されれば為替相場は円安に、株式市場は株高になりそうなものですが、これまで金融緩和期待で買われて来たので、実際に金融緩和が発表されたら材料出尽くし感で売られる格好になり、正に「理想買いの現実売り」。

最近の日本株の上昇を支えていた為替相場は若干円高傾向になっており、影響力が落ちたとはいえ重要な指標であるNYダウはハリケーンの影響により29日、30日は休場となり、明日も日経平均株価は方向感の定まらない展開になるのかも。



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