勝手に相場観


2012.12.28  東京電力とシャープが仕手株のような動きに

はいはい、今日も上がったね。

なんかもう連日「円安」「株高」ばかりで、どうでもよくなってくるわ〜。

ずいぶん前に219円で買い、その後業績の下方修正や証券会社によるレーティング引き下げの影響で、一時含み損が60000円を超えた川崎重工業<7012>が、昨日めでたく(?)226円で約定されており、手持ちの株がすべてはけてしまいました。

そうなれば、まがりなりにも投資サイトの管理人をしている私ですから、当然新たな銘柄を物色しそうなものですが、安い時の株価を知っているが故に、どの銘柄を見ても妙に割高に見えてしまうから困ったもの。

いや、世界的に見ればまだまだ割安らしいわよ。

そもそも今回の急騰に懐疑的な私が、連日上がっている今の株価で手を出せるわけもなく、証券会社のランキングでよく見る「出来高」にランクインしてくるような人気の主要銘柄も大半が上昇しており、取り残された感がハンパないっス。

…そんな馬鹿っぽい言葉を使ってみたくなるくらい手持ち無沙汰な中年投資家な訳ですが、日経平均株価に連動しやすい主要銘柄が比較的多くランクインする出来高ランキングにおいて、異彩を放っている銘柄がやはりシャープと東京電力。

最近当サイトでもたびたび取り上げるこの2銘柄は、最近明らかに「仕手株」的な動きをするようになってきた。

一般的に仕手株は、発行済株式総数があまり多くなく注目度の低い銘柄などが対象になる事が大半で、普通ならこれだけの大企業で発行済株式総数も多く、しかも毎日出来高上位にくるような銘柄が仕手的な動きをする事は稀なのですが、最近の動きはまさに仕手株のそれ。

2012年12月28日 シャープの株価

2012年12月28日 東京電力の株価

仕手株の特徴として「市場の値動きと逆の動きをする事が多い」というものがあり、日経平均株価が上昇している時は値を下げ、逆に日経平均がさえない時は値を上げる事が多く、これは市場に停滞感が漂う時はデイトレーダーなどが仕手銘柄に流れる事を意味していると思われ、最近のシャープや東京電力は市場の流れを無視した値動きをする事が多い。

最近の出来高急騰や1日の値動きの大きさもまさに仕手的。

もちろんこれだけの銘柄ですから、仕手筋が仕込んで値を吊り上げる正真正銘の「仕手株」ではなく、あくまでも“仕手株的”な動きをしているに過ぎないのでしょうが…

今月17日にもシャープと東京電力の記事を書き、その中でも振れましたが、シャープに関しては特段これといった材料は見当たらず、悲惨な業績を見るにこれだけ株価が上がるというのは解せません。

しかし東京電力に関しては、原発推進派の自民党政権が誕生し、実際に「安全性が確認された原子力発電所は順次再稼働」と明言している事から、原発事故前に2000円以上あった株価を考えるに、現在の株価にはある意味での「夢」を見出せる。

ただ「 東京電力は、福島第一原子力発電所事故の賠償資金として、原子力損害賠償支援機構に6968億円の追加援助を申請したと、2012年12月27日に発表した。3回目の申請になる。避難している人の土地や家屋などへの賠償見込み額が従来の想定より増えるためで、賠償資金の支援は累計で3兆2430億円に膨らむことになる」との事ですから、リスクも相当高いのは確かです。

最近の株価の急騰で真っ当な銘柄が軒並み上げてしまったため手を出しづらく、ついついこういったヤバげな銘柄に目が行ってしまう。

こういった時は「休むも相場」でいいんだろうけど…何かしらは…ねぇ…



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