勝手に相場観


2013.01.11  いつまで続く金価格上昇と、その理由

日経平均株価は再び上昇に転じ、為替相場も円安に振れ、連日これらのニュースが大きく取り上げられますが、その影に隠れてジワリジワリと原油価格も上昇し、いつの間にか金の価格もすごい事になってきています。

まあ円安になれば原油や金の仕入れによりお金がかかる事になりますから、円建てで見れば「商品価格の上昇+円安」のダブルパンチで価格が上がる事になり、それはガソリンや灯油価格にも現れてきていますし、金の価格もさらなる上昇を見せるかもしれない。

まあ私のような人間は「金」とは無縁なので、「金の価格なんて関係ないや〜」とか考えがちですが、金の価格は世界経済の動向を読み取るひとつの指標となりえます。

まず金の価格の長期推移を第一商品から↓

2013年1月11日 金価格の推移

上記チャートを見ても分かる通り、金の価格は1999年付近に917円という底を付けておりますが、そこからはほぼ右肩上がりの上昇をしており、そして今日、消費税込みの価格で5000円を超えました。以下時事通信から抜粋↓

11日の国内金現物価格が32年4カ月ぶりの高値を付けた。金地金販売大手、田中貴金属工業(東京)の店頭小売価格は、為替相場の円安・ドル高を受け、前日比104円高の1グラム当たり4826円(税抜き)と1980年9月以来の水準。消費税込みでは5067円で、初めて5000円台に乗せた。

一般的に金は安全資産といわれており、世界経済の低迷や金融不安などといった場合にもリスク回避の動きとして金が買われ、逆に信用不安などが解消され景気が良くなってくると、リスク選好が強まり金の価格は下落するらしい。

しかし上記の金の値動きを見ても、世界経済が堅調に推移していたサブプライムローン問題やリーマンショック以前でも金の価格は上昇の一途を辿っており、景気が良く株などのリスク資産にお金が集まるような状況でも、しっかり金も買われていた事を示しています。

金の価格は本来「需要と供給」で決まりそうなものですが、現在では金自体の需要より投機マネーの流入により価格が上昇しており、この辺は原油などといった他の商品市況と同じ。

ですから、世界経済が堅調であれば金市場に投機マネーが流れ込み、世界経済に陰りが見えればリスク回避で金市場にマネーが流れ、各国の金融緩和によりジャブジャブしているお金は、結局投機マネーとなって金市場に流れる。

2000年から現在に続く右肩上がりの上昇はそれを物語っておりますが、だからといってこのまま際限なく上昇を続けるはずはない。

ではどのくらいまで金の価格は上昇するのか?

これについては「まだまだ上昇する」という意見もあれば、「いい加減ピークを迎えている」という意見もあり判断は難しいところですが、現在停滞気味の世界経済に好景気の兆しが見え始めれば、工業的に金の需要は増えるものの、リスク選好の動きと歴史的にも相当な高値水準にある金の価格が意識され下落に転じるのではないでしょうか。

市場や専門家は10年以上続く金価格の上昇を、なんだかんだそれらしい理由を付けておりますが、ドル建てでは2000年から現在までで金の価格は6〜7倍になっており、これだけの急騰はもはや「金バブル」と言っても過言ではない。

とりあえず、家中の金をかき集めて売っとけ。

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