勝手に相場観


2013.01.30  外国人投資家の買い越しと日本の売り越し

今日の日経平均株価は247円高という爆上げっぷりで11000円という心理的な壁を突破し、新たなステージに突入した感があります。

最近の日経平均株価は為替相場を強く意識し連動しているため、かつて相関関係が強かったものの最近はその関係も薄れていたNYダウの動きなどあまり意識しなくなりましたが、久しぶりにダウのチャートを見てみると、階段を登っているかのような綺麗な上昇っぷり。

2013年1月30日 NYダウ

昨日13954ドルを付け、2007年10月に記録した史上最高値である14164ドルまで、あと200ドルと迫っていますが、住宅バブルですこぶる景気の良かった時期につけた株価に迫るほど今のアメリカ経済がよろしいとは思えないのだが…

これもアホみたいな金融緩和の賜物か。

まあNYダウが上がればドルは買われる傾向にあるため、おのずと円安に振れやすくなり、NYダウが直接的に影響する事は少なくなった現在の日経平均株価にも間接的には影響があると思われるので、一応留意しておくべきですね。

ドル円は現在91円台前半で推移していますから、明日の日経平均も安泰な雰囲気が漂っており、「勝っている人間は一握り」と言われる個人投資家も、さすがに多くの人間が春を満喫しているのだろう…と思っていたら、どうやらそうでもないらしい。

1週間ほど前の外国人投資家の買い越しに関する記事を日本経済新聞から抜粋↓

外国人の10週連続買い越しは2011年12月〜12年3月までの12週連続以来の長さ。この10週間で外国人は日本株を計2兆7589億円買い越した。

一方、個人は2週ぶりに売り越した。売越額は123億円。信用取引は5週連続で買い越し(614億円)となったが、現金の売越額の方が大きかった。現金の売越額は737億円。

金融機関の売り越し基調は続いた。生損保は19週連続で売り越しとなり、19週間の累計売越額は4293億円。信託銀行は13週連続で売り越し、13週累計の売越額は1兆1129億円に達した。都銀・地銀も9週連続で売り越した。

外国人投資家がガンガン買っている一方で、個人に積極性はあまりなく、金融機関に至っては「買う気なし」の様相を呈しており、今回の株価急騰で儲けているのは外国人投資家のみなのかもしれません。

日本経済新聞に比べ若干胡散臭いポストセブンの記事でも「日本の市場は長年のデフレから目が覚めたかのように「安倍バブル」に踊っている。ただし、そのバブルを作り上げたのは日本の企業や投資家ではない。金融緩和中心の「アベノミクス」をぶち上げた安倍政権と、アメリカ、ヨーロッパ、中国の投資家たちの二人三脚によるものなのである。」とあり、日本国内への直接的な恩恵は薄そう。

それはもちろん為替相場にも当てはまる事だと思われ、投機筋の円の売り越し基調は続いているものの、その幅は減少傾向にあるとの話も。

今回の株価上昇にまったく乗れず悔しい思いをしている私ですが、「外国人投資家しか儲かっていない」と聞くとモヤモヤ感倍増で、なんか色々とチクショウ。

ただ短期的な利益を追求する外国人投資家が買い上げているという事は、いったんハシゴが外れれば一気に急落しそうでもありますが、おそらくそれは多くの日本人投資家が感じている事でしょうし、そう思っている内は下がらない気もする。

日本の個人投資家や各金融機関がしびれを切らして飛びついた時…雪崩のような急落で阿鼻叫喚の地獄絵図が展開される予感に、今日もめげずに唱えます。

買うな。



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