勝手に相場観


2013.06.30  埋めない窓はないのだろうか?

さて、明日から7月に入りますが相場はどういった動きをするのでしょうか?
先週の木曜日、金曜日で大きく上げた日経平均株価ですが、この勢いを維持するのか、それとも下落に転じるのか?

まず日経平均株価のチャートを見てみると…

2013年6月28日 日経平均株価

現在5日、25日 75日の移動平均線がすべて接近していてちょっと見づらいのですが、現在値で言えば青い線の25日移動平均線、赤い線の75日移動平均線を上抜いており、ひとまず「25日、75日移動平均線が抵抗線になる」という事態はなくなりました。

加えてこのまま大きな下落がなければ明日か明後日にも黄緑の5日移動平均線が青い25日移動平均線を上抜きそうな勢いで、こうなってくると上昇にも勢いがつく可能性は十分に考えられ、為替相場次第では早期の14,000円回復も視野に。

逆に懸念材料は、昨日の日経平均株価は寄り付きから大きく上げていたため比較的大きな「窓」が開き、近い内にこの窓を埋めにきてもおかしくはない。

NYダウも金曜日は114ドル安で、木曜日の上昇でせっかく雲に突入したのに再び雲の下に位置する事となってしまい、まだ予断を許さない状況にも見えますが、ここ3日で大きく上昇したため利益確定の動きが広がった…とどっかのニュースに書いてあったよ。

ただ、いままで日経平均株価、NYダウ、ドル円すべてが一目均衡表の「三役逆転」状態でしたが、最近の急激な円安によりドル円に関してはしっかりと雲に突入し三役逆転状態を脱した事により、これが相場を引っ張って行ってくれれば他の指数のテクニカルも改善するかも。

金曜日の急騰で日経平均株価は13,677円まで回復しましたが、終値ベースでの年初来高値からまだ2,000円ほど安い水準であり、再び15,000円台を付けるのはいつになるのか?

2013年5月22日の終値で年初来高値となる15,627円をつけその時のドル円相場がおよそ103円でしたが、今ドル円の相場が103円になっても日経平均株価が15,000円を回復するのは難しいと感じています。

というのも、ゴールデンウィーク明け5月7日から年初来高値を付けた5月22日の12営業日で日経平均株価は2,000円近く上昇するという異常なペースで、この時は明らかに異常な過熱感に包まれていました。

ちなみにサブプライムローン問題が表面化する直前の2007年半ばは、ドル円約120円に対して日経平均株価は18,000円でしたから、当時と経済状況が変わっているとはいえドル円103円で日経平均株価が15,600円はさすがに違和感があります。

市場が冷静さを取り戻した現在であればドル円103円にまで円安が進んでも日経平均株価はせいぜい14,500円〜14,800円くらいと思われ、年初来高値の15,600円を回復するにはドル円106〜108円くらいが必要だと個人的には感じています。

特に今はアメリカの金融緩和縮小というデリケートな問題があり「緩和縮小でドル高円安になればダウ安」という動きも考えられますので、今までのように円安が即日経平均株価上昇に結びつくとは言えないかもしれない。

で、肝心の来週からの戦略はどうなんだ?

金曜のダウ下落と木曜金曜の日経平均株価急騰による利益確定の反落も考えられますので、とりあえず月曜日は様子を見るべきで、月曜日の日経平均、NYダウをはじめとした各国株価と為替相場の動きを見てから考えたほうが良さそう。

個人的には上でも書いたように28日に開けた窓を埋めてから買いたいところですが、アベノミクス相場では「マドガ〜」とか言っているうちに遥か上空に吹っ飛んでいってしまったという苦い過去がありますので、そこにこだわり過ぎるのも考えもの。

しかし今一度上のチャートを見てみると、5月23日からの急落で4月以降にガンガン開けた大きな窓を片っ端から埋めており、最近の上昇も一際目立つ4月5日の馬鹿でかい窓を埋めたのを確認してから上昇に転じているようにも見える。

「埋めない窓はない」

…という相場の格言がありますが、これは多分言い過ぎ。
しかし大半の窓が埋められるのは間違いない…のですが、窓埋めまでの期間は1日の場合もあれば数年を要する場合もあり、「窓は埋まる」というよりは「相場は波を繰り返すため、結果的に窓が埋まる」ような気もしなくもない。

…というか、実は1月25日にも10,800円付近で大きな窓が開いてるよね。

という事は…


総ページビュー
ユニークアクセス