勝手に相場観


2014.11.09  円安はどこまで? ドル円の適正水準は?

金曜日の日経平均株価は前日上昇したNYダウや115円に乗せたドル円を背景に上昇し、終値は87円高の16,880円でした。

順調に進む円安とアホみたいに上昇しているNYダウを見るに、日経平均株価はさらに上昇しそうな気がするのですが、金曜日のアメリカ市場ではダウこそ19ドルの小幅高だったもののドルが114円台半ばまで売られた事でシカゴの日経平均先物は日経平均株価終値より100円安い16,780円で取引を終えています。

日経平均株価のチャートを見てみると、相変わらず今週火曜日に開けた大きな窓が埋まっておらず気になるところですが、もうひとつ気になるのが昨日の小さな陰線で「陰の陰はらみ」になっている点。

2014年11月7日 日経平均株価

一般的に陰の陰はらみは下落相場で出ると反転(上昇)のサインと言われていますが、陰の陰はらみとはいえこれだけ上昇局面でのはらみ線というのは下落を示唆している感じをほのめかしている雰囲気がなんとなく漠然とアレ。

相場予想は占いと一緒で玉虫色が基本の言い逃れ対応仕様。

さて、今日の本題は「円安はどこまで進むのか?」「円安は適正か?」という点ですが、実は私くらいの素人経済通になると全く予想がつかないから困る。

ただ、素人がゆえの専門家が指摘しないような奇抜な視点でちょっと考えてみる。

世の中では2008年に起こったリーマンショックによって円高株安がもたらされたという認識だと思われますが、実際はその1年前に起こったサブプライムローン問題表面化直前が円安株高のピークでした。

そのサブプライムローン問題直前の相場のピークは日経平均株価18,000円超でドル円は123円となっており、この水準は今の日経平均17,000円弱、ドル円115円付近という状況ではどちらも射程圏内の数字と言ってよいでしょう。

もしここで現在事実上のゼロ金利であるアメリカが1、2回利上げに踏み切れば冗談抜きでドル円120円乗せも考えられると思われます。

つまり、現在のアメリカの政策金利0.25%が0.5%、0.75%程度になればドル円はサブプライムローン問題前の水準にまでなるという事になる。

私はサブプライムローン問題が起こるまでは株式投資に見切りをつけFX(外国為替証拠金取引)で為替市場を主戦場としていましたから当時の主要各国の金利はハッキリと覚えており、当時のアメリカの政策金利は5.25%。

一方で日本の政策金利は0.5%と当時のアメリカとの金利差は4.75%で、当時の隆盛を誇ったキャリートレードによって金利の安い円が売られ金利の高い他国の通貨が買われる事によって一方的な円安となっていました。

つまり、これだけの金利差があってやっと超えられたドル円120円という壁を、今回はほとんど金利差のない状況で超えようとしている点に違和感を感じるという素人意見。

2007年当時の日本は1年前の2006年に量的緩和政策を解除しており、異次元緩和とかいうアホっぽいネーミングの凄まじいジャブジャブ政策の現状とは大きく違うのは間違いありませんが、それにしたってこの円安は行き過ぎ感が漂います。

ちなみに異次元緩和の出口ってどうなるの?

市場ではこれからも円安が進むという見方が大勢となっており、つまりそれはこれからドル円は120、130円を目指すという事になりますが、それによって株高が進んだとしても私達一般庶民の生活は楽になるのかな?

最近は円安の問題点が指摘されてきており急激な円安に苦言を呈する動きも出てきていますし、あまり円安が進むと各国からの不満も出てきそうな気がします。

その辺の様々な問題が出てきそうな水準はやはり大きな節目となる120円くらいと思われ、逆に言えば120円くらいまでは「円安だが大きな問題が出るほどでもない水準」という認識で通りそうな事から、円安に振れてもここら辺が落ち着きどころかと。

当面日本の金融緩和は行われないでしょうし、アメリカでも利上げをある程度織り込んできている事から、短期的、中期的に更に大きく円安に振れる事はないのではないかと見ており、むしろ短期的には揺り戻しの円高があるのではないかとすら感じています。

それを睨んで下で待ち構えている私ですが、私がこう感じる時って大体落ちてこないから1本調子の円安の可能性もあるよね〜という玉虫色の決着。



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