勝手に相場観


2014.12.04  物価上昇に追いつかない賃金上昇

株価、上昇が止まらないね。

日経平均株価は4日連続で年初来高値を更新し終値は17,887円と18,000円目前に迫り、ドル円に至っては119円台後半で推移しています。

ドル円の高値は22時現在119.97となっており120円直前で何度も押し返されている状況に、やはりドル円120円にはそれなりの壁がそびえているようですが、現在の勢いからこれを突破するのは時間の問題でしょう。

相場の動きに関しては一時の急激な上昇が落ち着き、現在はかなり安定した上昇になり特筆すべき事はないので今日は別の話題でも。

2012年に自民党が政権を取り実施されたアベノミクスはインフレ目標2%を掲げ異次元の金融緩和を行い、結果として急激に進んだ円安と、それに伴う株高で輸出関連企業と投資家は大きな恩恵を受けました。

しかしそれは同時に輸入価格の高騰となり最近は値上げのニュースばかり見聞きするように。

今日、クソだるい仕事で車を運転中、USBが挿せないのはもちろんCDも聞けない上にラジオもAMしか受信しないスピーカー内蔵のしょぼいオーディオから流れてきたのはニッスイと日清が冷凍食品の値上げをするというニュース。

「まあ冷凍食品食べないなっしな〜」と心の中でつぶやきつつ、退屈な運転を紛らわせるように爪で顔の角栓取りにいそしみ終業、帰宅してから起動に数分かかるしょぼいPCにイライラしつつニュースをチェックしたら再び値上げのニュースが。

日東紅茶のティーバッグの主力17商品を来年3月から5〜10%値上げ。

「まあ紅茶飲まないなっしな〜」と心の中でつぶやきつつ大門先生と菜々緒さんの生足にハアハアするのに忙しくスルー気味でしたが、その後むさ苦しい古舘伊知郎の顔を見て我に返り冷静に考えたら、買い物行く度に「ああ、これ値上げしたんだ」と感じている事に気づく。

先日取り上げたすき屋や幸楽苑の値上げもそうですが、私の大好きなお菓子やコーヒーも軒並み値上げされている。

一方で気になるのが賃金。

どんなに値上げされようと収入がそれ以上に増えているなら、それは好循環となり日本の景気を安定的に上昇させるのかもしれませんが、少なくとも現在そうはなっていません。

いや、実際給与は8ヶ月連続で増えているものの、物価変動を加味した「実質賃金」は16ヶ月連続で減少と、給与上昇が物価上昇に追いついていない現状が浮き彫りになっています。原材料価格の高騰に加え急激な円安により企業は値上げをせざるを得ない一方で、同時にそれは消費を落ち込ませ企業の業績を圧迫する原因にもなりえます。

そんな中での昇給はあまり期待できず、それは中小企業であれば尚更。

私自身、投資家として見れば円安は好ましい反面、底辺にうごめく人間としては収入が増えない状況での値上げラッシュは厳しく、どうしても消費は落ちてしまう。

しかし消費の落ち込みが激しくなってくると再びデフレに逆戻りする可能性も。

消費者としてのみの視点であればデフレ状況というのはとても安心感がありますが、それは回りまわって自分の収入を落ち込ませる原因になるでしょうから、やはりしっかりした収入上昇を伴う弱インフレが好ましいのだろうけど…

弱い消費と原材料価格の高騰…企業も難しい舵取りを迫られているね。



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