勝手に相場観


2015.12.12  今週発表、利上げ占う運命の12月FOMCに向けて

やっぱり来たの?

おととい木曜日の記事で最近の窓埋め後の反転の多さについて言及し、「木曜日の大幅下落で空けた窓を埋めた後また反転があるかも…」とか書いたのですが、本当に反転しそうな感じになってきました。

来たな、私の時代。

金曜日の日経平均株価こそ前日木曜日夜のNYダウの上昇やドル円が122円台まで円安進行した事を好感し183円高と大幅に上昇、これまでの嫌な流れを払拭するかに見えたものの、試練はその後に待っていました。

金曜日夜のNYダウは取引開始から大きく売られ、終値は前日比309ドル安と急落しました。

NYダウをこれだけ急落させた原因は歯止めがかからない原油安で、木曜日の記事の時点ではまだ1バレル37ドル台であった原油価格も金曜日の終値の時点で35ドル台前半まで下落しており、改めて景気減速による原油の需要減が意識されたとか。

300ドルを超えるNYダウ下落に加えドル円が121円を割り込むほどの円高になった事が嫌気され、金曜日の時点でのシカゴの日経平均先物は同日日経平均株価の終値より560円安い18,670円となっており、月曜日には死守されると思われた19,000円を割り込むと見られます。

2015年12月12日 日経平均株価

始めの話題に戻りますが、金曜日の上昇により木曜日に空けた窓埋めを達成したものの、日経平均先物を見る限り週明けは最近多い窓埋め直後の反転となりそうです。

問題はこの下落がどこまで続くのかです。

来週は15、16日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が、17、18日には日銀の金融政策決定会合が控えており、これらの動き次第では相場が乱高下する可能性も考えられます。

ちなみに現在の大方の市場予想ではFOMCで利上げ、金融政策決定会合では金融政策の現状維持となっており、市場が大きく動くにはこれらの予想が外れる必要があるでしょう。

一方、これらが予想通りとなれば大きな波乱はないと見られますが、実際に利上げが実施され金融緩和の終焉が現実のものとなった時、市場がどういった反応を見せるのか未知数の部分が多いのも事実です。

そして市場のもうひとつの懸念である原油安。

日本だけの視点で見れば石油関連企業や商社といった一部の企業にはマイナスであるものの、原材料価格や燃料費の下落など多くのメリットがあります。

んが、米様は原油価格が下がるとエネルギー関連企業の株がアホみたいに下落し相場の足をグイグイしてくれますし、そうなればドルも連れ安で間接的に日本に悪影響を及ぼします。

今日の時点での原油価格は1バレル35ドルですが、原油価格の最高額は2008年7月…つまりサブプラムローン問題直前につけた約147ドル。

バカじゃねえか?

当時のガソリン価格とか180円くらいだった記憶があるが、バカじゃねえか、いやマジで。

その頃から考えると今の35ドルと言うのはもはや捨て値のようにも感じますが、そもそも原油価格は2003年くらいまでは概ね30ドルを切っており、今の価格は歴史的な安値とはとても言えない。

とはいえ現在はちょっと停滞しているとはいえ原油をアホみたいに消費する新興国が台頭している今、原油価格の下値も限られると思われ、原油安に起因する下落はそろそろ落ち着きを取り戻すかと。

そんな原油価格より今週の相場の動向はFOMCがそのほとんどを、金融政策決定会合がちょびっとを握っているでしょうから、少なくとも日銀のオッサンの会見が終わるまでは大人しくしていましょう。



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