勝手に相場観


2015.12.19  大幅続伸後の大幅続落と思惑錯綜し荒れる市場

金曜日の日経平均株価は凄まじい動きをしましたね。

木曜日のNYダウが前日に実施された利上げを改めて意識したのか253ドル安と大幅に下落したのを受けて金曜日の日経平均株価は午前中こそ前日終値付近でウロウロしていましたが、昼頃に発表された日銀の金融政策決定会合の結果では追加緩和こそ見送られました。

しかし同時に株価指数連動型の上場投資信託(ETF)の買い入れを3000億円拡充するという量的・質的金融緩和を補完するための措置の実施を発表し、これを好感した株式市場は急激に買われ、一時は前日比500円を超える上昇になりました。

…と思いきや、その後は凄まじい勢いで売り込まれ、終わってみれば終値は前日比366円安の18,986円と木曜日に回復した19,000円をあっさりと割り込んでしまいました。

チャートを見るとこんな感じ。

2015年12月19日 日経平均株価

見ての通り恐ろしく長い上ヒゲを引っ張りつつ長い陰線も形成しており金曜日の市場の荒れっぷりが見て取れます。

ただ、この下落のおかげで木曜日の大幅上昇で空けた大きな窓をあっさりと埋めてしまい、窓埋め後に多く見られる直後の反転に期待が集まります。

金曜日は日銀の金融緩和保管措置発表で急上昇後の急落という反応を見せましたが、米の利上げ発表時のようにその日こそNYダウは急騰したものの、それを冷静に受け止めた翌日以降は大幅に下落しており、こういった発表の直後の反応はあまり信用できず翌日以降の動きが重要になる場合があります。

普通に考えれば今回の緩和保管措置は株価上昇と円安をもたらして然るべき材料であり、来週にはこれを冷静に受け止め上昇に転じる可能性は十分にあります。

問題は原油価格の下落などにより金曜日のNYダウが367ドル安と連日の大幅下落をした事に加え、ドル円が121円台前半まで円高進行してしまっている事。

これによってシカゴの日経平均先物は金曜日の日経平均株価の終値より236円ほど安い18,750円で取引を終えており、現状では週明け月曜日の株価は厳しいと言わざるを得ません。

ただ、市場では波乱含みも堅調に推移する可能性が高いと見られています。

2015年12月19日 NYダウ

その鍵を握るのは米株とドル円の動きと思われますが、NYダウのチャートに適当にトレンドラインを引いてみると今がその下限にありますし、青線75日移動平均線を若干割り込んでしまってはいるものの、まだ「だましですた」として支持線の機能を期待出来なくもない気がしなくもない感じである雰囲気。

先ほども書いたように日銀の措置はプラス材料なので、あとは米が荒れなければやはり株価は上昇する可能性のほうが高いでしょう。

ただ含み損を抱えて年末年始を悶々として過ごすのが嫌なら手を出さない方がいいかもね。



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