勝手に相場観


2016.01.09  中国・中東情勢の悪化によりドル円117円台突入

厳しい一週間でした。

金曜日の日中は世界的な下落の連鎖底入れの兆しを見せました。

金曜日の日経平均株価は取引開始こそ前日比で250円以上値を下げて始まりましたがその後は急激に回復、ドル円も118円台まで回復し大きな懸念であった中国株が上昇した事も好感され日経平均もしばらくはプラス圏で推移していました。

しかし中国株の上昇幅が縮小されるにしたがって日本株も値を下げ、結局終値は前日比69円安の17,697円で年明けから5日続落となり、これは戦後初との事。

ただ、その後もドル円は118円台をキープしていましたし、上海、香港共に上昇して引けた事から底入れを感じさせ、金曜夜から始まった米市場でも取引開始直後から100ドル以上上昇していたので「とりあえず負の連鎖は終わったかな?」と思っていたのですが…

その後朝方にNYダウの終値を見たら167ドル安…そしてドル円も117円台半ばまで円高が進みシカゴの日経平均先物も急落、終値は17,250円と金曜日の日経平均株価の終値より450円近い下落となっています。

すべての市場で様々な指標が大きく下落しており底が見えない状況ですが、ドル円がしっかり117円台に突入したのは長く続いた安定感あるドル円相場の終焉を感じさせました。

2016年1月9日 ドル円

というのも、ドル円相場はここ1年118円に大きな支持線があるようなチャートを形成しており、去年8月の急落時にはこれを一時割り込んだものの瞬間的なものだったので長い下ヒゲを作ったに留まっていたものの、今週木曜日あたりから117円に突入する場面が増えとうとう118円の壁をしっかりと下抜いてしまいました。

さすがにここのところの下落が激しいので反発の余地は十分ありそうなのですが…

先日サウジアラビアやバーレーンなどがイランとの国交断絶を発表したのは記憶に新しく、中東情勢悪化の懸念から株は売られ円が買われる動きが活発化しておりますが、今度はサウジアラビアがイラン大使館を空爆したとの報道があり戦慄が走りました。

当のサウジアラビアは空爆を否定していますが、事態は相当緊迫しており「戦争」の文字もちらつき始めた印象を受けます。

さうじ君「イランはいらん」

…と言ったかどうかは定かではないものの、上杉謙信が被っていたヤツみたいなのを頭に乗せたオッサン共が原油を蒸留して作った酒をかっくらいながら同じような事を言っている場面は想像できる。

こいつらの動向次第では株価やドルの下落がさらに拡大する可能性もあり、下手をすれば来週の日経平均株価は17,000円を試すかもしれない。

11日に平和な日本で一部のアホが成人式会場にてバカ騒ぎしている間に世界の市場が反発に転じてくれる事を祈るしかないか…



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