勝手に相場観


2016.01.12  年明け以降窓を空けない急落に感じる不気味さ

成人の日空けの日経平均株価の終値は先週比479円安の17,218円と年明け以降6日続落となり、下落の連鎖に歯止めがかかりません。

個人的には「どうしてここまで…」と感じるほどの下落で、日本では祝日となった昨日月曜日のNYダウは52ドル高と小幅ながら反発し、そろそろ世界的な下落も一段落するかと期待しましたが、期待虚しく止まる事はありませんでした。

最近の下落によるインパクトや米で利上げが行われた事によって私の脳から完全に忘れ去られていた米雇用統計が8日にひっそり(個人的主観)と発表されており、とりわけ重要視される非農業部門雇用者数は市場予想の20万人増に対し結果は29.2万人増と米の景気はモリモリ。

日本の企業決算も決して悪いわけではないし、今日の中国株を見ても香港は下落したものの上海では小幅ながら上昇している。

少なくとも日本や米の実質的な経済にここまで下落させるほどの悪い点は見当たらないのですが、やはり大きな要因は円高ドル安と原油安でしょうか。

今日の日本時間ではドル円、原油相場共にジリジリと値を下げており、今現在のドル円相場は117円台前半、原油相場に至っては1バレル30ドル台と30ドル割れが現実味を帯びる。

窓を空けない日経平均株価に何を見る

そんな事を踏まえて日経平均株価のチャートを見てみます。

2016年1月12日 日経平均株価

相変わらず窓を作らない、力強さすら感じる下落で。

一般的に急落時というのはパニック的に売られ日本株では青丸のように窓を空ける事が多いのが特徴なのですが、今回の下落に関しては窓を空けていません。

これをどう見るか…というのは各々で異なると思われ、プロの方々が一切触れていない事からも些細な事ではあるのでしょうが、「窓は埋まるもの」という一種のテクニカル分析が一定の信頼を得ている以上、窓を空けない下落というのはその余地を潰している印象を受けます

窓埋めに関しては専門家でもよく口にするものですから市場でも当然これを意識する訳で、窓が空いていればその窓を埋める事がひとつの反発の目安になるものの、窓を空けない今回の下落ではその目安が分かりづらい。

また、窓を空けない下落というのは売りが売りを呼ぶようなパニック的な下落というよりは、市場の状況を冷静に判断した上での売りという印象を受け不気味さを感じます。

さすがにこれだけ大きく下落しているわけですから、遠からずいったんは反発するでしょうが、もしかしたら上値の余地はそれほど大きくないのかも知れません。

直近の最安値は9月29日に付けた16,901円で赤線のラインで示しています。

ここに到達するまでの余地は今日の終値であと300円強となり現実的な数字となってきておりますが、どうにかここで踏ん張って欲しいところです。

個人投資家は逆張りを好むと言われ、実際私もこの下落にウズウズしているものの、ここまで下落すれば反発を確認してから買って行っても十分間に合うと思いますので、ここはグッと我慢して底を見極めるようにしましょう。



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