勝手に相場観


2016.02.02  マイナス金利効果は限定的になる可能性

今日の日経平均株価の終値は前日比114円安の17,750円

先週サプライズで導入されたマイナス金利により株価やドル、原油までが大きく上昇したものの、今週に入って「ちょっと上がりすぎじゃね?」と市場が判断したのか、ドル、原油共に値を下げ、マイナス金利という後ろ盾がある日本株もさすがに売られる展開に。

特に原油価格の下落が激しく、先週末に1バレル34ドルまで回復していた相場も今現在は31ドルまで押してきており、今日の欧米市場は渋い展開になるかも…

一方で円相場は総じて軟調に推移しており、対ドルで120円を維持してくれれば日本株に一定の安心感は広がるかと。

ただ、マイナス金利の効果に懐疑的な見方も多い事から、これによって円安がどこまで進むかは読みづらく、しかもそれを推進した黒田総裁自体がドル円125円の時に牽制し「黒田ライン」と呼ばれる抵抗線を作っている事から、ここから円安に進むとしても125円までと思われます。

懸念の中国にしても、株価に関してはここ数日下げ止まりの傾向を示すも、ここが底だと見るには早計で余談を許しません。

今現在最も怖いのは中国による人民元の切り下げで、日銀がマイナス金利を導入したため中国の元切り下げも不可避ではないかと見られています。

日銀のマイナス金利導入より中国の人民元切り下げの方が世界的な影響は大きいと見られ、せっかく円安に振れた円相場もこれによって再び円高に動く可能性は否定できません。

元安になれば相対的に他国通貨が上昇する事になりますから世界経済にとってはマイナスに働くでしょうし、円高元安は“爆買い”で潤っていた一部の企業などにダメージを与えるでしょうからインバウンド銘柄がご臨終するかもしれませんし、何より中国市場に頼っている輸出企業は大きな打撃を受けるでしょう。

米は金融引き締めに動いたが、世界的な通貨安競争はまだ終わらないのかな?

それはそれとしてテクニカルの方も見て行きます。

2016年2月2日 日経平均株価

今回の16,017円を底にした上昇局面のひとつの上値メドとして今年に入ってからの下落の半値戻しにあたる17,500円付近を見ていましたが、マイナス金利の導入で一気にこれを超え、より大きな視点で高値と安値を見た2つの青丸の半値戻し水準である18,000円に接近しました。

これは今年に入ってからの下落から見れば3分の2戻しにあたり、窓も空けていない事から上昇に力強さを感じます。

短期的にはまず18,000円をしっかり超えてくるかどうか、そしてその後の目先の目標は18,600〜18,700円付近にある青線75日移動平均腺を目指す事になるでしょうか。

やべ、曲げ師のくせに含み損が解消されていない状況でポジティブな事書いちゃった…

…とは言っても多分下げるね、いやガツ〜ンと。

というか冗談抜きで調整しそうな雰囲気で、もしかしたらマイナス金利という飛び道具も大した効果を発揮しないまま埋もれていってしまうのかもしれないな〜と本気で感じる今日この頃。



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