勝手に相場観

2016.11.05  米大統領選前後の株価に不安と期待

今週は水曜日まで順調に上昇していたものの、米大統領選でのトランプ氏の巻き返しが伝えられると市場は一気に冷え込み、木曜、金曜の日経平均株価は大幅な続落になり、ドル円もまた急激な円高に。

11月上旬は大きな材料が目白押しで、しょっぱなの米大統領選前ということもあって利上げの可能性はないと見られていた11月1、2日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)は予想通りの利上げ見送りで市場は無反応。

そして昨日4日には12月利上げに向けてひとつの試金石となる10月雇用統計が発表され、注目の非農業部門雇用者数は市場予想の17.5万人増に対して結果は16.1万人増と2か月連続で市場予想を下回りました。

しかし8月分は16.7万人増から17.5万人増へ、前回市場予想を下回った9月分も15.6万人増から19.1万人増へ上方修正されています。

8月、9月の上方修正に加え、今回10月分は市場予想を下回ったとはいえ数字としては及第点で、12月のFOMCでの利上げがより現実的になったと見られたため若干ながら円が売られた…ような売られてないような。

本来なら12月利上げの可能性が高まったことによりもっとドルが買われてもおかしくないものの、来週8日に控える米大統領選を睨み動きづらい状況になっています。

有利に進めていたと思われたヒラリー氏が私用メール問題で支持を落としたことによってトランプ氏が勝った場合の市場の混乱…いわゆるトランプリスクが意識され、米でもNYダウは7日続落しています。

米市民の間では支持が割れていても市場はトランプを歓迎しないということか。
市場も大統領もお前らが責任もってどうにかしろよと言いたい。

米大統領選前の警戒感と、後の反発に注目

毎度のことながら日経平均株価のチャートを見てみましょう。

2016年11月4日 日経平均株価

木曜、金曜の大幅続落で窓が2つ空いており、4日は緑線25日移動平均線は割ってしまったものの、青線75日移動平均線を支持線に若干切り返したという形になりますか。

さすがにこれだけ大きな窓が2つ空くと短期的に埋める方向に向かうのではないかと。

2016年11月4日 ドル円

一方のドル円も日経平均株価同様75日移動平均線を支持線としている状況で、週明けは日経平均株価、ドル円相場共に75日線の攻防となるでしょうか。

日本時間的には米大統領選の結果が出る前の東京市場が月曜と火曜、場合によっては水曜日3日間あるので、ここでどういった動きをするのか注目されます。

仮にトランプ氏が大統領に選出された場合の市場の混乱への懸念はくすぶるものの、今は大統領選を前に警戒感が前面に出ており、大統領選が終わればどちらの候補が選ばれたとしても反発に向かうという見方もあります。

そう考えると、大統領選を前にある程度大きく下げたところで拾っておくというのも面白いかもしれません。

私は木曜日に買ってしまって絶賛含み損中の住友化学が3000株ほどあるのですが、大統領選を見据えてもう少し下がるようなら前述の75日移動平均線や赤線200日移動平均線を目安に買ってみようかな。



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