勝手に相場観

2016.11.08  運命の大統領選で株価やドル円はどうなる

ヒラリー氏の私用メール問題によって支持率が急低下し、それまで不利な展開を強いられていたトランプ氏との支持率が拮抗。それによって先週後半はトランプリスクが意識され急激な株安ドル安が進みました。

先週金曜日は米で雇用統計が発表され市場予想を下回ったものの、比較的堅調な労働市場が確認されたため市場の反応は強弱入り交じり、NYダウは下落、ドル円は横ばい〜若干の円安で取引を終え、シカゴの日経平均先物も軟調なものに。

そのため月曜日の日経平均株価は軟調に推移すると思われましたが、メール問題で揺れていたヒラリー氏を訴追しないと連邦捜査局(FBI)が決定したため市場には急速に安心感が広がり週明けは円安に傾いています。

そういったこともあって月曜日の日経平均株価は先週比271円高と大幅に反発し、一時102円台に突入していたドル円は104円台まで回復、その夜のNYダウに至っては371ドル高と急反発。震源地となる米でもトランプリスクは相当意識されているらしい。

そんな流れを受けた今日の日経平均株価は東京市場が開く直前のシカゴの日経平均先物でも月曜日の終値より100円以上高い値で取引されていたため当然大幅続伸すると思われており、実際に寄付きでは前日比65円高の17,242円で寄ったものの…

寄り付き直後の17,247円を高値に急激に値を下げ、その後は前日終値を挟んだ動きに終始し終値は前日比5円安の17,171円。

NYダウがあれだけの上昇を見せドル円相場も変わらず104円台半ばと強気な雰囲気が漂う中での下落は、私用メール問題が一応の収束を見せたことでヒラリー氏にとって追い風になったものの、警戒感を完全に払拭するには至らず…といったところでしょうか。

ヒラリー氏の勝利が確実なものになればドル円は一気に105円を突破、日経平均株価は明日明後日にも17,500円を試す展開になるかと。

  米大統領選後の動きは

米大統領選は今まさに投票が行われている最中で、大勢が判明するのは日本時間の9日昼過ぎと見られています。

そのため明日午前中は大統領選の結果を睨みながら様々な思惑が錯綜する値動きになると思われ、ヒラリー氏が勝利すれば一気に円安株高に、トランプ氏が勝利すれば円高株安に振れやすくなるものと思われます。

日経平均株価やドルは先週大きく下落しましたが、共に75日移動平均線を支持線とし上昇に転じており、上昇トレンドも継続とテクニカル的に大きな不安はありません。

2016年11月8日 NYダウ

明るい材料はここのところ緑線25日移動平均線に押さえつけられていたNYダウが昨日のアホみたいな上昇で一気に25日線を上抜いてきたこと。そりゃもうズガ〜ンっと。

すぐ上には青線75日移動平均線があるため油断はできないものの、何かが吹っ切れた感を受けるので、ここからの上昇に期待したい。

大統領選の結果が出ていないためあまり無責任なことは書けませんが、市場が予想するヒラリー氏勝利となれば安心感が広がり強気な相場が復活するのではないでしょうか。

…とはいえヒラリー氏が素晴らしいかといえば決してそんなことはなく悪い意味で究極の選択感がある今回の大統領選ですから、中長期的にはヒラリーリスクが台頭するかもしれないがな。


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