勝手に相場観

2016.11.12  トランプ氏勝利で大幅上昇は米株とドルのみ

前回記事の時点でドル円は105円台になっており日経平均株価も919円安後の1,092円高と、懸念されていたトランプリスクは1日にして期待感に変わりました。

とはいえ色々と問題がありそうな人物ですし、木曜日の日経平均1,092円高や急激な円安もご祝儀相場なのかと思いきや、木曜日の夜の米市場ではさらに円安株高が進み、NYダウは9日の256ドル高に次き218ドル高の18,807ドルで一気に史上最高値を更新、ドル円相場も107円に迫る動きに。

結局今回も英のEU離脱の時のように「予想外の結果→株価急落→株価急騰」の流れか。

金曜日の日経平均株価は取引開始直後こそ前日NYダウの上昇や円安を受けて277円高まで上昇したものの、前日に1,092円高というアホみたいな上昇をしたせいか、その後は急激に値を下げて一時はマイナス圏に突入。最終的に30円高と小幅高で取引を終えています。

一方、金曜日の米株価はさらに上昇しNYダウは39ドル高で史上最高値を2日連続で更新、アメリカ野郎どもの底抜けの楽観っぷりにはあきれるばかりだわ。

ただバカみたいな上昇を見せているのは米市場くらいで、欧州市場は全体的に軟調に推移していますし、原油価格も1バレル43ドル台と下落が止まらず、トランプ氏の大統領選出が世界中でプラスに働いているわけではないらしい。

どちらかというと米市場だけ独り湧いていて株高ドル高になっているから、それにつられて日本株も上がってみた…的な感じに映ります。

  今後の相場の行方

金曜日の日経平均株価は高値で17,621円を付け4月25日の高値17,616円を超えたことから、仮に日本株がここから上昇すると仮定すれば次に目指すメドは2月1日の17,905円となるでしょうか。

2016年11月11日 日経平均株価

日経平均株価は7月以降緩やかながら上昇トレンドを形成しており、長らく下向きだった赤線200日移動平均線が今月10日から若干ながら上向きに転じています。

これによって25日、75日、200日の全ての線が上向きになったことに加え、長期線(200日)の上に中期線(75日)、その上に短期線(25日)と理想的な配置になっていますから、移動平均線の形の上では悲観する点は見当たりません。

2016年11月11日 ドル円

ドル円相場はひとつのメドと見られていた赤線200日移動平均線に接触する形となっていて、今後は7月21日の107.49を超えてこられるかが鍵になってくるでしょうか。

ただ、10日の夜以降106円台で推移し何度も107円を試す展開になったものの、結局それを超えることはできなかったため、107円のラインは思いのほか壁となるのかもしれません。

前述のように米大統領選のトランプ氏勝利で日米の株価やドルが上昇し世界的に上昇の流れになっているのかと思いきや、米株とドル以外目立った上昇を見せておらず、米人が大統領選の結果に一喜一憂して勝手に盛り上がって、金魚のフンの日本がそれに追随するも他国は冷ややかに見ている…そんな印象を受けました。

米株高ドル高で日本市場にはプラスになったものの、トランプ氏が大統領になることが総合的に見て日本にとってプラスかマイナスかを考えれば現状マイナスのほうが大きそうですよね。

実際トランプ氏はアメリカ・ファーストを謳っており、そりゃアメリカは湧くだろうが裏を返せば他国を犠牲にしてもよいとも取れる。

さてこの相場、いつまで続くか。


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