勝手に相場観

2016.11.29  雇用統計と利上げに向けた準備を忘れずに

今日の日経平均株価の終値は前日比49円安の18,307円と続落しました。

まあ「続落」って言っても昨日は24円安ですし、ドル円相場が1円ほど円高になっていることを考えれば十二分に底堅いと言え、事実昨日も今日も下落したとはいえローソク足では陽線を引っ張っていて、旺盛な押し目買いによって極めて底堅い状況であることは間違いなさそう。

イベントスケジュール的には明日30日にOPEC総会を控え、12月2日金曜日は米雇用統計、そして同4日日曜日はイタリアで憲法改正の是非を問う国民投票と、不透明感漂うものが相次ぐため必ずしも強気とは言い難いのが悩ましいところ。

これだけ株価が底堅いのですから思い切って買ってみるという選択肢はあるものの、こういった加熱相場では何かのきっかけで突然ハシゴが外されることも多く、トランプ氏が大統領選で勝利したことに端を発する今回の相場だけに、同氏の失言で一気に市場が冷え込む可能性もないとは言い切れません。

今の底堅さを見るにちょっとやそっとでは下がりそうにないものの、年末に近づくにしたがって様々な思惑が絡んでくることから一応慎重に取引したほうが良さそう。

ただ、ちょっと下がっている今は絶好の押し目買いチャンスのようにも感じるし…悩ましい…

メドが見当たらぬ相場

株価やドル円相場のこれからの行方をうらなう上で過去の高値や移動平均線などは有力な目安になるものの、米大統領選でのトランプ氏勝利以降の上昇があまりにも急すぎてそういったものはすべて上抜いてしまい、これといったメドが見当たらないというのが本音。

つまり上がるにしても下がるしても「どのへんがメドか?」が分からん。

2016年11月29日 日経平均株価

とりあえず日経平均株価は24日に空けた窓がまだ埋まっていないため、目先の下値メドはこの窓が埋まる18,175円あたりになってくると思います。

一方の上値に関しては去年の年末から今年年初の19,000円付近までこれといったものがないため頭を押さえつけるような抵抗線は当面見当たらないかと。

だからといって上昇を続けるかといえばまた別問題なんだけどね。

もし窓を埋めるまで下落するようであれば、その後の反転を期待し余力を十分に残しながら少し買ってみて、そこから上昇するにしろ下落するにしろ一定の額動いたところで買い増していくという戦略が現実的か。

とはいえ窓を埋めるまで下がらない可能性も十分にありますので、乗り遅れたくない場合はとりあえず明日にでも少し買ってみるのも手かも。ただし余力には余裕を持たせること。

2016年11月29日 ドル円

ドル円相場は2日の雇用統計を前に方向感の定まらない動きになる可能性が高いと思われるものの、現状12月利上げはほぼ100%と見られれていることから堅調な雇用統計は必ずしもプラス材料になるとは限らないかもしれません。

気を付けるべきは結果の下ブレで、なまじ利上げが確実視されているからこそ、そこに疑問の余地を残す結果になれば一気にドル売りに傾く可能性も。

また、「期待で買われ事実で売られる」という言葉が示すように雇用統計で改めて利上げが確実視された場合はいったん手仕舞いの動きが出ることも考えられます。

本来なら乗っていくべき上昇トレンド。

その上昇があまりにも急激なため慎重論を書くのは私の役目でもあり、そして私が「下落怖い」と言っているうちは大体上昇を続けるので、その辺を踏まえて上手くトレードしてみて下さい。



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