勝手に相場観

2016.11.01  雇用統計、大統領選控え小動きも底堅い

日経平均株価、ドル円共に微妙な、実に微妙な値動きになっています。

非常に底堅いものの、だからといって力強く上昇するわけでもない日経平均株価の終値は前日比17円高の17,442円と微増ながら、米株や原油相場が冴えずドル円相場も横ばい気味で推移していることを考えれば十分頑張っているといえるでしょう。

前回の記事ではOPEC加盟国にロシアなどの非加盟国を加えた減産に向けた協議に対し、まだ結果が出ていないものの「連中もアホではないだろうから何かしらの合意はするのでは?」と書きましたが、結局合意には至らず協議継続という形になったらしい。

しょせん資源頼みの成金とならず者国家の話し合い、期待は裏切らんな、悪い意味で。

今の円安株高は9月末の減産合意による原油高をきっかけに始まりましたが、今回の協議で原油減産への合意が難航すれば当然原油価格は下落するわけで、現在は1バレル46ドル台で推移し株価やドル円相場に影を落としています。

つい数日前まで1バレル50ドル前後あったことことを考えると原油相場は厳しい状況に置かれていると言わざるを得ず、これが株価や為替相場にどう影響してくるのか気になるところ。

特に米株は原油価格に敏感であるため傾向としては調整局面継続と見るべきで、それはいまだ25日移動平均線を越えられない事実を見ても明らかか。

原油価格が盛り上がらないと市場全体がリスクオフの傾向になりますので、この辺で踏ん張ってほしいところですが…

  じわり確実に上昇する株価とドル

ここのところの冴えない米株や原油安に加え雇用統計や大統領選を控えており日本株やドル円相場は方向感に乏しい動きをしているように見えます。しかしチャートで見れば確実に上昇していることが分かります。

2016年11月1日 日経平均株価

10月25日に青線75日移動平均線赤線200日移動平均線を抜いて以降一歩一歩確実に上昇している日経平均株価ですが、明日にも約10か月ぶりに200日線が上向きになる見通しです。これによって25日、75日、200日線すべてが上向きに。

状況は確実に良化しているものの、色々と足を引っ張る要素がある現状では短期的な大幅上昇は難しいかもしれません。

2016年11月1日 ドル円

一方のドル円も日経平均株価同様順調に円安になっており、今現在は105円の地固めをしているといったところでしょうか。

今日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)と4日発表の雇用統計次第でまだどう動くか分からないものの、流れとしては円安に向かう可能性が高いと見ます。

そういえば昨日31日と今日1日の日程で日銀の金融政策決定会合が開かれていましたが、あまりにも空気過ぎて忘れてたわ。

その空気といえば追加緩和を見送り現状維持を決定したらしいが、気持ちがいいくらい市場も無反応で、日本の中央銀行の凋落っぷりは哀愁さえ漂うな。

黒田総裁が「金融緩和に限界はない」と吠えたところで市場や世間が限界と感じていれば今後日銀が行う金融緩和は事実上の限界といえます。

まあ金融緩和が限界というよりは黒田が限界なんだろう。


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