勝手に相場観

2016.12.08  株は今から買っても間に合うのか?

昨日のNYダウはトランプ氏の経済政策などの期待感から大きく買われ297ドル高と史上最高値を更新、その影響もあって今日の日経平均株価の終値は前日比268円高の18,765円と終値ベースで年初来高値を更新。

ちょっと前まで警戒されていたイタリアの国民投票は懸念どおり反対派が勝利し、しかもレンツィ首相は正式に辞任するなど欧州に不透明感が漂っていますが、相場は見てのとおりトランプフィーバーが続いています。

原油価格は再び1バレル50ドルを割り込みドル円相場も113円台半ばと若干円高に振れているにも関わらずこの株高…もはや私にはなす術がない。

外国人投資家が4週連続で4000億円前後買い越しているのに対し、個人投資家は同じく4週連続で4000億円程度売り越しているため典型的な上昇相場と見ることができます。

というのも、プロの海外機関投資家は流れに乗る…つまり順張りに終始するのに対し、個人投資家は下落局面で買う逆張りを好む傾向にあるので、上昇局面で海外投資家がせっせと買って個人投資家が売っている状況というのは上昇相場の典型的な形でもあるのです。

2016年12月8日 投資家動向※クリックでビッグになります 出典:トレーダーズ・ウェブ

個人投資家の8〜9割が負けていることを考えるとこの局面で売っていくべきではなく、海外投資家の動きに追随するのが正解と考えられます。

ただ外国人投資家は投機的な動きをすることも多く個人レベルでは対応できないことも多々あり、また売る時は一気に売り浴びせてくることも忘れてはなりませんが。

  株は今から買っても間に合う?

上でも取り上げたようにこの上昇に際し個人投資家はせっせと利益確定や空売りをしているので、多くの人が気になっているのは「今から買って間に合うのかどうか」だと思われ、私はその問いかけに対し確固たる答えを持っています。

全っ然分からん、と。

2016年12月8日 日経平均株価

個人投資家は逆張りを好みますが投資の基本は順張りであり、セオリーから行けば今のような上昇局面でこそ買っていくべきです。

しかし上昇が急すぎればその後の急落に繋がる場合もあって、金髪のおっさんが勝利してからこっちアホみたいな株高ドル高になっているから怖いの。

そういった面ではイタリアの国民投票を前に先週株価がもたついたのはポジティブな要素で、これによって株価の急騰感はかなり和らぎましたが、今日は再び窓を空けての大幅上昇となり何とも気持ち悪い。

短期的にこの窓を埋めるような展開になれば埋めたところが買いのチャンスに感じますが、現在の力強い株価を見るに窓を埋めずに上昇する可能性も十分。

そう考えると、これまで何度か書いてきたようにすぐに買うなら余力をしっかり残して買うようにし、どちらに動いても買い増しができる状態にしておくべきでしょう。

来週13、14日には米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え普通なら取引が手控えられるものですが、今の状況ではその“普通”が通用しないので…

買わなければガンガン上がって機会損失しそうだし、だからといって買っちゃうと下がりそうだし…何とも厳しい状況ではあるものの、「買わなくても損はしないもんね」という余裕(やせ我慢?)を持って取引に臨みましょう。


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