勝手に相場観

2016.12.01  年初来高値で視野に入った日経平均19,000円

今日の日経平均株価の終値は前日比204円高の18,513円と、およそ11ヶ月ぶりに18,500円を回復して取引を終えました。

取引時間中の高値は18,746円と前日比で一時438円高まで上昇するも、その後は若干の円高と利益確定の売りに押されて上げ幅を縮小、それでも200円以上上げて引けたのだから十分ですけどね。

今日これだけの上昇を見せた要因は昨日のOPEC総会で原油減産の合意がなされたことに起因し、それによって原油価格は急上昇し現在1バレル50ドルまで回復、リスクオンの流れが強まり円売りドル買いが広がりドル円相場が104円台に乗せたことが安心感に繋がっています。

…もう勝手にしてくれ…

明日12月2日は米で11月雇用統計が発表されるとあって通常なら前日にあたる今日あたりは神経質な動きになりそうなものの、なんかもうその辺はどうでもいいらしい。

というのも、雇用統計の前哨戦として昨日発表されたADP民間雇用者数は市場予想の17万人増に対し結果は21万人増と大きく上回ったため11月雇用統計の結果にも楽観論が広がり、それは12月利上げを確実視させるものでもありますから「とりあえずドル買っとけ」という雰囲気になったのでしょう。

今週は30日のOPEC総会、2日の11月雇用統計、4日のイタリア国民投票(厳密には来週だが)という3つの懸念材料が横たわっていましたが、加齢臭漂うOPEC総会は原油減産で無事決着し、ADP民間雇用者数が強かったことから雇用統計も楽観視。

後はイタリアの国民投票だが、あれだけ荒れた英のEU離脱決定でさえ相場ではあっという間に“無かったこと”になっているのだから、今回の国民投票がどういう結果になろうが大した影響はないんじゃないの〜?

そもそも米大統領選前は世界の終わりように語られたトランプ氏勝利も、実際に蓋を開けてみればこの急騰ですよ。

市場関係者…というよりは世界の相場を動かす機関投資家にしてみれば英のEU離脱もトランプ氏勝利も相場を動かす“きっかけ”に過ぎず、今回の伊の国民投票も仕掛けとして上手く利用するのだろう。

…まあ、その仕掛けが必ずしも「買い」だとは限らないが。

  日経平均は年内に19,000円を試すか

今日の日経平均株価は終値で18,500円超え、高値では18,746円まで上昇していることから年内の19,000円は十分射程圏内に入っています。

2016年12月1日 日経平均株価

ただ、チャートを見ると私の大好きな窓が目立つの。

トランプ氏が大統領選を勝利してからの上昇だけですでに埋まっていない窓が4つ。すべて…とは言わないまでも上の2つの窓くらいは埋めにくる可能性は十分あり、それを想定するなら18,175円までの下落は想定しておくべき。

11月2週から4週まで3週連続で外国人投資家は4000億円前後買い越しているとあって買いが膨らんでいることから、何かきっかけがあると一気に売り浴びせてくる可能性もあるということを忘れてはなりません。

そのきっかけとして考えられるのがイタリアの国民投票と12月FOMCでしょうか。

もちろんそのきっかけがプラスに働くことも十分に考えられますから、ポジションがある人は少し利益確定して軽くしておく、ポジションがない人は相場の顔色を伺いながら少しずつ買っていくのが安全策。

勝負師はもちろん全力買い、もしくは全力空売りで。

日経平均株価が今年中に19,000円を回復するかどうかはドル円相場と原油価格が大きく影響してくるので何とも言えないところですが、利確や過熱感などから目前に迫っている割にはなかなか突破できない…という予想でひとつ。

ちなみに終値ベースでの年初来高値はこれまで大発会1月4日の18,450円でしたが今日突破。ただ、取引時間中としては同じく1月4日の高値18,951円ですので、こういった意味でも19,000円は強く意識され思いのほか遠いのではないでしょうか。

…もしあっさり超えてしまっても罵詈雑言、投石、殺人予告などはご遠慮ください。

もしあっさり20,000円とか行っちゃっても生暖かい目で見守ってあげましょう。


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