勝手に相場観

2017.01.14  米大統領就任の思惑による乱高下も視野

今週は去年までのトランプ相場が嘘のように株価、ドル共に下落しました。

ドル円は一時113円台に突入するなど円高が進んだ影響で日本株も下落しましたが、ドルの下落に対して日経平均株価の下落幅は小さく旺盛な押し目買いが入っていることが伺えます。

とはいえトランプ氏の大統領就任が来週に迫る中警戒感も広がっており、それが顕著に見られたのが11日の記者会見でしょうか。

この中では日本を名指しで批判するとともにメディアとの対立姿勢も鮮明にするなど幼さ、思慮の浅さが露呈、自分たちが選んだ大統領の対応が米国人にどう映ったのかは分かりませんが、世界の多くは「こんなアホが次期大統領か…」と落胆したはず。

オバマ大統領が思慮深く言葉をしっかりと選びながら話す落ち着いた人物だっただけに、その落差の激しさったらもう…

まあトランプ氏が大統領になることも、この苛烈かつガキっぽい性格は今さら変えようがないので、せめて政策だけには期待しましょう。

ただ、その政策も今のところハッキリと見えていない面も多く、大統領就任で相場がどうなるのかは非常に読みにくいのです。

トランプ氏の大統領就任でさらに株価が上がるという意見、下がるという意見が専門家の間でも錯綜しており、こればっかりは蓋を開けてみないと分からない。

2017年1月3週(16〜20日)の相場予想

日経平均株価は木曜日の時点で支持線と見られていた25日移動平均線を若干ながら下抜いてしまいましたが、同時に大発会で明けた窓を埋めており、金曜日はどうなるか注目していました。

2017年1月13日 日経平均株価

結果的には25日移動平均線を支持線としつつ窓埋めの達成感もあって反発した格好になります。ただ形の上ではダブルトップのようにも見え赤直線のネックラインを割り込むようだと一気に弱気に傾く可能性も。

特に問題なのがドル円相場。

2017年1月13日 ドル円

前回12日の記事でも「ドル円やべぇ」と書きましたが、その流れは相変わらずで12月15日に118.66円をピークに1ヶ月間完全な円高トレンドになっていて、今は青線75日移動平均線にむかって猫まっしぐら。

現在値114円台半ばに対し75日移動平均線は110.5円くらいですからまだまだ遠いものの、75日線の右肩上がりっぷりは結構な勢いなので、ドル円がこのまま軟調傾向なら接触は時間の問題。

20日にトランプ氏の大統領就任が控えているため来週(16〜20日)はそれを睨んで様々な思惑が絡むと思われ、普段以上の大きな値動きになることも想定しておく必要があります。

そうなると予想レンジは日経平均株価18,800〜19,800円、ドル円は112〜117円くらいと幅を持たせておきたい。なんの参考にもならない予想だが。

去年の段階では日経平均20,000円、ドル円120円、NYダウ20,000ドルは短期的に達成するだろうと思われていましたが、今のところ何一つ達成することはできておらず予想以上に壁は厚いイメージが出来上がっています。

最近は大きなイベントで上限を突破することが多いため、トランプ氏の大統領就任がこの壁を壊す結果になるのか、それとも失望からナイアガラになるのか見極めたいと思います。


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