勝手に相場観

2017.01.21  トランプ大統領誕生 今後の相場の行方は?

とうとうトランプ大統領が誕生しましたね。

就任式やパレードではデモも活発に行われたらしく、暴徒化したアホがビルの窓ガラスなどを割っている映像が流れていました。

米国人といっても民度は様々。かつて差別を受けていた黒人系のオバマ氏が極めて知的・紳士的なのに対し白人のトランプ大統領がアレなのと一緒か。

トランプ氏の大統領就任前となった20日の東京市場では日経平均株価が前日比65円高の19,137円、ドル円相場も115円台を回復し、トランプ大統領の政策や期待感からの上昇を見込んだ動きが広がっていました。

んが、米市場では株価こそ上昇したもののドルが売られ円が買われる展開で、115円台だったドル円相場は一時1円ほど円高になり取引終了時は114.6円ほど、それを受けたシカゴの日経平均先物は19,135円と金曜日の日経平均株価の終値とほぼ変わらず。

結局金曜日の段階では相場の方向感は示されず、来週蓋を開けてみないと分からないといったところか。

金曜日は「トランプ大統領への期待から今後上昇するのではないか?」という思惑から私も何か買っておこうかと考えたのですが、石橋百連打の私は万が一の急落が脳裏をよぎり結局何も買わずじまい。

完全ノーポジ状態だが、これが吉と出るか凶と出るか…

  トランプ大統領就任で相場の見通しは?

トランプ大統領誕生による影響は極めて見通しづらく、現段階で来週の相場を予見するのは難しい…という前提での話になります。

トランプ大統領の就任演説では「アメリカを守る」「アメリカを取り戻す」的な、とにかくアメリカファーストを強調しており、これまでの各国で利益を共有するような枠組みを取っ払ってでもアメリカの利益を優先する方向性らしい。

すでにTPP離脱を表明しており、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉も表明、米労働者の利益にならなければ離脱するんだって。

グローバル化が進む世界経済に逆行し鎖国でもする気か?

米に富が集中するなら諸外国の経済は悪くなり、回りまわって結局アメリカにも悪影響を及ぼす可能性がありますし、NAFTAやTPPにしてもアメリカにとって大きなメリットもあったはず。

アメリカでものを作れば雇用は生まれるかもしれませんが、賃金の高いアメリカで作ったクソ高いものがこれまでどおり売れるのかな?

前置きが長くなってますが、トランプ大統領にはこれまでと違うアメリカへの期待がある一方でそれ以上の懸念もあり、それが就任前の支持率40%という数字に表れているのでしょうし、米国でもこれだけ警戒されているのだから日本を含め外国からしてみればもっとヤヴァイと感じているはず。

そう考えるとトランプ大統領が周囲の懸念を払拭するくらい上手く立ち回らない限り負の面がクローズアップされることになり、そもそも去年のトランプ相場は期待ばかりが先行していた感があるのでここからが正念場になるでしょう。

とりあえずの救いはFRBが利上げの方向性を明確にしてきているところか。

トランプ大統領就任というイベントをこなしたことによって去年のようなトランプ相場が復活すると考えるのは早計で、とにかくまずは相場の方向性を見極めることに注力したほうが良い…というのが私の個人的なスタンスになるでしょうか。

テクニカル的には日経平均株価、ドル円、NYダウ共に長期的には上昇トレンドながら短期的にはレンジ・下降トレンドで、これら3つの指数・市場すべてで25日移動平均線を割ってきています。まずは25日線を回復できるのかどうかを注視か。

私のように損をしないことを最優先するならポジションを減らしつつ様子を見てトレンドを見極めるべきで、一方にヤマをはりリスクを取りながらも大きな利益を狙いたいのであれば方向感の定まらない来週早々に売買したほうがいいでしょう。

就任前からすでに評価が低いからこそ「思ったより良いじゃん」となるのか、「やっぱクソか」となるのか…ある意味楽しみな部分でもあります。


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