勝手に相場観

2017.01.28  1月5週〜2月1週は決算と会合に注目

なんだかんだでじわり円安株高になってきました。

企業や国に対し平然と批判を繰り返し、良くも悪くも“既存”を壊すトランプ大統領の型破りなアレのお陰で「こいつ頭おかしいな」というイメージが定着しつつありますが、そんな小市民の評価とは裏腹に市場は好意的に受け止めています。

日本の国家や企業に対する直接的な恩恵は少ないと見られ、安全保障や輸出の面などデメリットが目立つものの、米株高とドル高によって日本株も連れて上がっている印象。

まあ日本株といっても外国人が6〜7割くらい買ってるんだから当然か。

材料や先行きに強弱が入り乱れまだまだ予断を許さない状況は続いているものの、金曜日はドル円が115円に乗せて取引を終えていますし、なんだかんだで日経平均株価も19,500円に迫っており、それなりの戻り売りが出ている一方で押し目買いがやや優勢と見ていいのかもしれません。

  • 「あそこの娘さん、子供連れて戻ってきているわね。出戻りかしら」
  • 「あらあら、上手くいかなかったのね〜、残念ね〜、イヒヒ」
  • 「でもなんかすでに男連れ込んでいるらしいわよ」
  • 「あらあらお盛んね〜、うちの娘も貰ってくれないかしら〜、イヒヒ」

…なんかたぶんこんな感じと見ていいんですか?

去年のトランプ相場に比べるとまだまだパワー不足な感は否めず、参加者も半信半疑のまま少しずつ買い進めているような印象を受けます。

その理由は本格化する決算発表に加え来週に大きなイベントが控えているからか。

  来週は相場を動かすイベント目白押し

2017年はこれまで政治的なイベントはあったものの経済的に大きなイベントはなく、見方によっては方向感の掴みづらい状況だったのかもしれません。

ただ、来週(30日〜2月3日)は17年の3月期第3四半期の決算が本格化するのに加え、30、31日は日銀の金融政策決定会合、31日、2月1日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が、そして2月3日金曜日には米の1月雇用統計が発表とイベント目白押し。

とはいえ、これだけ円安になっていれば日銀の金融政策決定会合で何か動きがあるとは考えづらく、ほぼ空気は間違いない。

FOMCに関しても前回12月に利上げしていることから今回さらに引き締めに動くことは考えにくく、今後の利上げペースを読み取る程度のものになるでしょうし、雇用統計も同様で、市場予想から大きくブレない限り市場の反応は限定的と見ています。

ただそれでも一定の警戒感はあるでしょうから、思惑が錯綜し方向感の定まらない展開になる可能性が高いと見られ、どちらかというと各企業の決算による個別銘柄の物色がテーマになるのかもしれません。

一方、テクニカル的に気になるのはドル円

2017年1月28日 ドル円

前回もちょろっと触れましたが、緑線25日移動平均線青線50日移動平均線を下抜くデッドクロスが目前に迫っていること、そして現在値がこの2本の線の直下にあり抵抗線として立ちはだかる可能性がある点は気になるところ。

米大統領のおっさんがどこまでドル高を容認するのかも不透明な現状、日本株にも直結するドル円相場の動きには注意を払っておくべきでしょう。

なんだかんだで一連の円安は25日線と50日線のゴールデンクロスから始まっており、そう考えると目前に迫るデッドクロスは無視できない要素である上に抵抗線としても立ちはだかるため、来週円高に振れるようなら素直に売っておいた方がいいかも。

トランプ大統領の政策や方向性、各国への対応の全貌が見えてこないことこそが最大の懸念であり、また希望であることを想定しながら取引に臨む必要がありそうです。

「トランプ氏は短絡的かつ直情的なアホ」というのが全世界の、ひいては全人類の共通認識ではあるものの、そんな人間こそが良くも悪くも新たな可能性を秘めていることも事実だから難しいところだよね。


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