勝手に相場観

2017.02.25  トランプ演説後の株高に期待も円高注意

木曜日までは膠着状態だった日本株やドル円相場ですが、その夜の米時間に円高に振れドル円が112円台に突入したことを受け24日金曜日の日経平均株価は139円安で始まり、その後やや持ち直して87円安の19,283円で引け。

日銀による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れの思惑もあり「なんだかんだで底堅いな〜」と感じていましたが、欧米市場が開くと状況が一変、さらに円高に傾き一時111円台に突入する場面も。

それまで10日連続で史上最高値を更新していたNYダウも小安く推移していることもあってシカゴの日経平均先物は一時金曜日の日経平均株価の終値より200円以上安い水準まで売られるものの、最終的には19,140円と143円ほど安い水準で取引を終えています。

それにしてもNYダウ、取引終了1時間前まで50ドル安くらいをウロウロしていたため「史上最高値更新もさすがに10日連続で終わるか…」と思いきや、引けにかけて怒涛の上昇を見せ終わってみれば11ドル高で11日連続の更新となったよ。

2月17日もそんな感じで引けにかけてギリギリプラス圏に顔を出しているし、高値更新が途絶えることを阻止しようとする何かの力が働いているのか?

まあそんなNYダウの記録更新とは裏腹にドル円相場は112.16円と中々の円高水準で引けていますし、28日火曜日にはトランプ大統領による議会演説が控えているとあって、それを見極めたいとする向きも多いと見られるため週明けの日本株は厳しいかな…

  着実な円高トレンドを歩むドル円相場

日本株がいまいち盛り上がらない一番の要因である円高。テクニカル面でも着々と形は悪化してきています。

2017年2月24日 ドル円

これまで何度か書いているようにあと数日もすれば青線50日移動平均線赤線75日移動平均線を下抜くデッドクロスになり、すでに緑線25日移動平均線が両線を下抜いている事から形はかな〜り悪くなります。

こうなってくると焦点は黒線のラインで示した2月7日の111.595円を維持できるかどうかで、仮にここを割り込んでくるようだとドル売りの動きが加速する恐れも。

2017年2月24日 日経平均株価

一方の日経平均株価は現状緑線25日移動平均線青線50日移動平均線が支持線となっている様子が見て取れ、24日も50日線で下げ止まっている。

しかし月曜日の日経平均株価がシカゴの日経平均先物と同じ19,140円あたりで始まるとすればどちらの線も割り込んでくることになり、短期的にはこれらを維持出るかどうかが焦点になるかもしれません。

そのすぐ下…19,100円あたりに一目均衡表の雲の上限が存在し、これがしばらく続くことから、雲の上を維持出るかどうかにも注目したい。

この円高の原因は前述のように28日のトランプ大統領議会演説への警戒感と見られ、期待できる政策や方向性が打ち出されれば円安株高、そういったことがなくてもネガティブサプライズさえ出なければイベントを通過したことによる安心感でやっぱり円安株高に振れやすいのかな〜と感じています。

ただ、米株がこれだけ強いのにドルが弱いのは何とも不気味な動き。反発に転じることなく111.6円を割り込むようなら投資戦略を変えることも検討したほうがいいかもしれません。


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