勝手に相場観

2017.03.25  オバマケア代替法案採決見送りも市場は好感か

日本では森友学園問題、米ではオバマケアの採決など政治的不安から水曜日の日経平均株価は414円安と大きく売られ、木曜日は反発したものの43円高と戻りは鈍いものでした。

しかし24日金曜日は籠池元理事長の証人喚問を通過したこと、ドル円相場が111円台半ばとやや円安に振れたことなどによる安心感からか大幅に上昇し、日経平均株価の終値は前日比177円高の19,262円で取引を終えています。

23日に予定されていたオバマケアの代替案の採決は24日に持ち越されるなど米の政治不安は燻ったままでしたが、市場関係者が固唾を飲んで見守っていた結果は「代替法案採決の見送り」というものでした。

要は可決するかどうか見通せない難しい案件を“先送り”したわけですが、それまで100ドルほど下げていたNYダウや110円台に突入していたドル円相場は切り返し下値を縮小して取引を終えています。

オバマケア代替案採決の見送りという結果にトランプ大統領の求心力や実行力に疑問符がついたのは間違いないものの、問題を先送りしたことで減税やインフラ整備に向けて動き出せると見られ、これを市場は評価したよう。

ただ、今回のことでトランプ政権がダメージを負ったのも事実で、それを冷静に受け止めるであろう来週の相場は見通しづらくなりました。

実際、市場関係者の間でも代替案撤回に対する評価は割れており、来週はどういった思惑で動くのか専門家でもきっと分からない感じ。

だから私が予想が外れても仕方ないという理論…というか保険。

3月最終週は方向感の定まらない展開か

注目されていたオバマケアの代替法案は結局“見送り”という形で決着し、減税やインフラ整備などの政策が滞るという懸念はひとまず後退しました。

雇用統計やFOMCでの利上げを通過し今回の問題もひとまず落ち着いたことで安心感は広がりやすいものの、目標を見失ったのも確か。

というわけで、一応日経平均株価のチャートを見てみますか。

2017年3月24日 日経平均株価

22日水曜日の急落で25日、50日、75日の移動平均線すべてを下抜いてしまいましたが、金曜日の上昇で50日、75日線の上に顔を出しています。

水曜日に空けた窓はまだ完全に埋まっていないため来週早々にもこれを埋めにくる展開も考えられますが、一方で50日、75日線に押し返されるような形で下落する可能性もあります。

…何の予想にもなってねぇ…

配当や株主優待が最も多い3月末で28日は権利付き最終日となるため、27日、28日はこれに絡んだ思惑で上下しそうな気もします。

もし27日や28日に下落するようであれば配当なども視野に買ってみるのも面白いと思いますが、両日に上昇するのであれば権利落ち日となる29日は大きく下落することも考えられますから、それを確認してから買った方がいいかもしれません。

オバマケア代替法案採決の見直しが市場でどう評価されるのか分からない面もあり株価やドル円相場の方向感を見定めるのは難しい状況ですが、気になるのはNYダウが7日続落している点。

NYダウは方向が定まると一方的に動くことが多く、米株安につられてドルが売られる可能性も考えられますので、ここは注視しておいた方がいいかもしれません。

とりあえず日経平均株価の予想レンジは19,000〜19,600円

金曜夜は法案採決の見送りが決まった後NYダウとドルは巻き返して取引を終えていますから株価やドルの下値は限られると思われ、この流れを受けて安心感が広がるようであれば19,668円の年初来高値を試す展開も考えられるでしょう。

ただ、週末明けてオバマケア代替法案採決を見送ったことがネガティブに評価され円高に振れるようなことがあれば少し様子を見たほうが良さそうです。


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