勝手に相場観

2017.03.02  3月FOMCで利上げか? ドル円114円台突入

やっぱりトランプ大統領の議会演説の影響は大きかったですね。

いや、内容自体は特に目新しいことはなく従来の主張を繰り返すに留まっていますが、「市場に冷や水を浴びせることは言わなかった」というポジティブなんだかネガティブなんだか分からないことを材料視、イベント通過の安心感も相まって株価やドルは大幅に上昇しました。

演説がリアルタイムで被った昨日の東京市場では取引開始から大きく買われたあと前引けにかけて売られるも、演説が終わった午後には再び買われて日経平均株価の終値は先週比274円高の19,393円。ドル円は113円台半ば。

その後の欧米市場ではさらに円安が進むと共に、先週末12営業日連続史上最高値更新が途絶えたNYダウが303ドル高とぶっ飛んだお陰で今日の日本株も大幅上昇、171円高で取引を終え、ドル円相場も一時114円に乗せています。

とはいえ2日連続で大幅上昇となった影響か今日の日経平均株価は9:16に19,668円の高値を付けた後はじりじりと上げ幅を縮小し、終値の時点で19,564円になっていますから、やや利益確定に押された格好。

注目点はこの円安株高の流れがどこまで続くかという点になるでしょうか。

日本の株高の背景には円安ドル高が大きく影響しており、今回の円安はトランプ大統領の議会演説が終わったことによる安心感以前に、3月FOMCでの利上げ確率が大幅に高まったことに由来します。

元々は3月利上げの可能性は低いと見られていて次回の利上げは6月ぐらいになと見込まれていたものの、ここのところ米の金融当局者から3月利上げを示唆する発言が相次いだことから、市場が予想する3月利上げの確率が大幅に上昇しています。

これを受けてドルが急激に買われており、3月14、15日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まっています。

為替相場はこれを睨んだ動きになると見られ、FOMCの直前10日に発表される米雇用統計がひとつの山場になる可能性があります。

最近はトランプ大統領をはじめ米高官によるドル高牽制発言もあまり聞かないですし、どの程度まで容認するのか様子を伺いつつじわりと円安に傾くのではないかな〜と感じています。

  持ち合いから放たれた日経平均株価

火曜日に日経平均株価やドル円相場の三角持ち合いについて触れましたが、今日の株高でこれを明確にブレイクしてきました。

2017年3月2日 日経平均株価

これまで明確な抵抗線として立ちはだかってきた19,500円のラインを上抜いてきたのは大きく、明日さらに上昇するなら今後に大きな期待が持てるかと。ただ今日空けたデカい窓はちょっと気になるところでもある。

一方ドル円はまだ微妙。

2017年3月2日 ドル円

ここ数日言及しているように青線50日移動平均線赤線75日移動平均線を下抜くデッドクロスが今日成立、現在値はその直下にあり、この2本の線を抜けてこられるかどうかがカギになりそう。

このまま行けば緑線25日移動平均線が上向きになりそうだから、この3本を絡めてどう動くのかに注目したいところ。

昨日今日の円安によってドル円相場は持ち合いの様相を呈してきており、上は115円、下は112円あたりをどちらにブレイクするかによって今後の動きが見えてきそうです。

50日、75日線を上抜いて115円も突破するようであれば再び円安の流れが加速するのではないかと感じています。

トランプ大統領が今発表している政策を粛々と実行しながら、かつドル高牽制とか変な爆弾発言とか余計なことを言わなければ円安株高の流れは当面続いて行きそうな雰囲気なので、とりあえずしばらくは黙ってろ。


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