勝手に相場観

2017.04.09  ドル円110円維持の底堅さ意識され安心感

思いのほか底堅い展開になっている市場。

金曜日の日経平均株価は前日からじわじわ進んだ円安などを影響に取引開始から大きく買われ一時200円近い上昇を見せたものの、米のシリア空爆の一報が伝わると状況は一変、ドル円相場は110円台割れ直前まで急激な円高に嫌気し日経平均株価はマイナス圏に沈む場面も。

しかしその後はドル、株価共に値を戻し、引けにかけてやや売られたものの終値は前日比67円高の18,664円。

そして夜には注目の雇用統計が発表されました。

最もインパクトのある非農業部門雇用者数は市場予想の18万人増に対し結果は9.8万人増と、事前予想を大きく下回るというまさかの展開に。

水曜日のADP民間雇用者数が強い数字だっただけにこの結果には驚きを隠せませんでしたが、NY連銀のダドリー総裁の発言などによってドルへの影響は限定的となり、日本時間8日未明には一気に円安に振れ111円を回復して取引を終えています。

金曜日は色々な懸念材料が出たものの市場は思いのほか冷静で、シリア空爆と雇用統計で110円割れを試すも、結局これを割ることはなかったため底堅さが意識され安心感が広がった印象を受けます。

日経平均先物は金曜日の日経平均株価の終値より105円高い水準で取引を終えていることから、週明け月曜日は堅調に始まるでしょう。

ここ2週間ほどでドル円相場は何度も110円割れを試してきましたが、これをことごとく回避しています。110円を割れることはないと判断されれば再びリスクオンの流れが強まることもあるかと。

  テクニカル的には余談を許さないが…

株価やドル円相場は底堅さが意識され、一時に比べ市場には安心感や楽観が広がっているものの、テクニカル的にはまだ油断できない状況が続いています。

2017年4月7日 日経平均株価

トレンドとしては短期的下降トレンドに中期的レンジ相場といったところで、移動平均線は25日、50日、75日全部が重なっている。そしておそらく複数のデッドクロスがほぼ同時に起こっているように見えます。

ここまでの下落が急であるためいったんは反発すると思われますが、それが本格的な上昇に繋がるかどうかは未知数で、19,000円手前で戻り売りに押される可能性も十分考えられます。

2017年4月8日 ドル円

ドル円相場も形に上では悪いものの、110円の底堅さはかなりのもので、これが確認された来週は112円回復を試す展開になるでしょうか。110円は底堅いものの115円の壁も厚く、しばらくはこの間で行ったり来たりするのかもしれません。

FOMC議事録やシリア空爆、雇用統計を無事通過したことからある程度安心感が広がる事が予想されますが、まだまだ問題が山積しているのも事実。

とはいえ注目されていた米中首脳会談は目に見えた進展はなかったもののまあまあ無事に終わったことから、これも好材料として捉えられるか。

木曜日にはいったんすべてのポジションを解消した私ですが、安心感が広がっていることが確認できたらまた少しずつ買っていこうかな。

…私が買うと不吉な雰囲気が漂うけどね。


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