勝手に相場観

2017.04.18  日経平均株価続伸も北朝鮮への懸念燻る

北朝鮮の金日成生誕105年記念日である4月15日は軍事パレードだけでこれといった動きはなかったため、「アメリカにびびって挑発行動などできやしない」とたかをくくっておりましたが、16日にミサイルを発射しやがりましたよ。

ただ、発射数秒後に爆発し失敗に終わったということで懸念されていた軍事衝突もなく、なんかうやむやになった印象は拭えない。

このミサイル発射失敗、米がサイバー攻撃で妨害したためという見方も広がるが、個人的には「わざと失敗したんじゃないの?」という気がしなくもない。

国内外に向け米に弱腰なところは見せられないが、だからといって日本海や太平洋に向けてガッツリ発射してしまうと空爆されてご臨終しかねない…その苦肉の策としてミサイルは発射するものの“失敗”という形にしようという感じ?

いやいや、もしかしたら中国を通じて事前に「わざと失敗するから攻撃しないでね」というやり取りが米と北でなされていたのかもしれませんぞ。…胡散臭い陰謀論的な見方をすると。

狙い通りなのか結局米は軍事行動を起こすことなく、市場にも若干の安心感が広がった…のかどうかは微妙なところで、週明け月曜日のドル円相場は一時108円割れを試す展開になり、日経平均株価も下げて始まりましたが、その後は持ち直して19円高。

その夜のNYダウはまもなく本格化する企業決算への期待から大きく買われ183ドル高と大幅反発し、ドル円相場は朝方に109円を回復。

それを受けた今日の日経平均株価は大きく上昇して始まり一時は192円高まで買われるも、その後は若干の円高や拭えない地政学的リスクを背景に上げ幅を縮小、終値は前日比63円高の18,418円と小幅反発。

ひとまず15日の核実験、それに伴う米の空爆といった懸念は回避されたものの、北朝鮮軍創建記念日の25日に核実験を行うという見方もあり懸念は払拭されていません。

米が軍事行動を起こす・起こさないといった情報も錯綜、日本政府が“有事”に言及する場面もあるなど市場には警戒感が根強く、本格的な反発にはまだ時間がかかるのかもしれません。

  続伸も自律反発の域を出ない

日経平均株価は昨日今日と続伸したものの、上げ幅は19円、63円と小幅で、これまでの大きな下落に対する自律反発の域を出ず安心感とは程遠い状況です。

テクニカル的にも改善は見られず下値も上値も探りにくい状況ながら、ドル円相場は200日移動平均線付近で一定の底堅さを見せています。

2017年4月18日 ドル円

とはいえトレンド的には完全に円高トレンドですし、トランプ米大統領の「ドル高すぎ」発言もあって力強い円安は当面望めそうにない。

日本株も同様にテクニカルは悪化の一途を辿っているものの、騰落レシオなど一部指標で売られ過ぎ感が出ており、一定の押し目買いは期待できそう。

ただ、地政学的リスクにより円が高い事、トランプがアレな事、北の豚…もとい将軍様の出方がいまいち見えてこないことから上値は限られ、様子見ムードで出来高や売買代金が少ないことを背景に売り仕掛けがあるとも限らない。

「打たねえ豚はただの豚さ」

…と将軍様が思っているかどうかはさておき、北朝鮮や米中の動きにはまだまだ注意が必要で、少なくとも4月中は警戒が必要なことから日本株や円相場が回復するとしてもゴールデンウィーク明けくらいと見るべきでしょうか。

もしそれを見込むなら今から少しずつ仕込んでおくべき。とはいえ万が一ドンパチ始まったら円暴騰、株価暴落も考えられる。

なんだかんだで米も威嚇に留め軍事行動は起こさないと思うが…


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