勝手に相場観

2017.04.20  欧州の政治リスク台頭し投資家心理悪化

今日の日経平均株価の終値は前日比1円安の18,430円と小幅反落。

昨日はNYダウが118ドル安と大幅続落した一方、ドル円相場は109円を挟む動きとやや円安に振れていたため買い戻す動きが出て日中は終始プラス圏で推移したものの、引けにかけて大きく売られ引け間際にマイナス圏に入り取引終了。

TOPIXはプラスで終了したため日銀によるETF購入も期待できず、なんとも微妙な終わり方になっています。

中東や北朝鮮の地政学的リスクが燻る中、欧州では英が解散総選挙に打って出たり仏の大統領選の第1回投票が23日に迫るなど政治的なリスクも浮上し投資家のセンチメント(心理)を冷やしています。

その影響から火曜日には大きく動くことが少ない英の株価指数FTSE100が2.5%近く下落し、NYダウは2日連続で100ドルを超す下落。原油安も相まってかなり悲しい感じ。

日経平均株価やドルはここのところ大きく下落し売られ過ぎ感も出ていることからそろそろ自律反発も期待されそうなものですが、3月までの底堅さが嘘のようにあっさり値を下げる展開が続いています。

一時に比べ地政学的リスクはやや後退した印象であるものの、何というか…様々な要素が市場に掴みどころのない不安をもたらしている感じと言ったらいいか。

何らかのきっかけで一気に好転しそうである一方、どこかで大きなリスクが台頭したら急激に売られそうでもあり、非常に手掛けにくい状況になっています。

こういう時は何もしないのが一番か。

  株価やドルの一段安に注意

日経平均株価は17日の18,224円を底に若干の持ち直しを見せてはいるものの、その戻りは鈍くいつ下落に転じてもおかしくない状況になっています。

2017年4月20日 日経平均株価

チャート上で下値を探ると、青○内の11月28日の安値18,222円や、同22日と24日の間に空けた窓の下限18,175円あたりが見えてきますが、この水準はいつ割ってもおかしくない。

そうなると上昇してきている赤線200日移動平均線が頼みの綱で、近いうちにこれを試すなら大きな節目と重なる18,000円の攻防になるか。

それすらも割り込むとしばらくはこれといったメドがないため、ダラダラと17,000円くらいまで下がる恐れもあります。

2017年4月20日 ドル円

一方のドル円相場はまさに200日移動平均線での攻防になっているものの、形勢は徐々に悪くなっている印象を受ける。

日経平均株価にしろドル円相場にしろ一定の下げ渋りが見えますが、トレンド的には悪化の一途を辿っておりここを底だと認識するのは早計と言わざるを得ず、万全を期すならゴールデンウィーク明けまで様子を見たほうが良さそう。

日経平均株価は一時比べ大きく下落したとはいえ3月の年初来高値19,668円から見れば下落幅は1,500円に満たず、まだまだ下値余地は十分ありそうな気もします。

2月3週から3月5週まで7週連続で売り越していた外国人投資家が直近2週は買い越しに転じているなどやや明るい材料はあるものの、額的にはどちらも約1000億円と大したことない。

逆張り戦士以外は積極的な取引を控え生暖かく相場を見守りましょう。


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