勝手に相場観

2017.04.29  GW中のFOMCと雇用統計に注意

今日からゴールデンウィーク、5月1、2日も休みを取って9連休という人も多いのではないでしょうか?

カレンダー通りでも2連休の後2日仕事して5連休と今年は並びも良く、行楽や帰省の計画が出来上がっている人、予定は特になくダラダラするわーという人など過ごし方はそれぞれでしょうが、連休初日はワクワクするものですよね。

一方、サービス業の人はこれから地獄が始まる時期でもあり憂鬱かと。

まあ私くらいの最底辺になると、大型連休の存在すらまったく無関係の「365日何も変わらん“のっぺり”生活」になるわけで、悪くも悪くも平常運転の仙人人生?

とはいえそれは日本だけの話であり、世界の市場に目を向ければ来週も普段と同じように動くことになります。

とりあえず今週の動きをおさらいすると、23日の仏大統領選第1回投票の結果EU支持派のマクロン氏が決選投票に進み、かつ優勢が伝えられたため安心感が広がり週前半の月曜、火曜の日経平均株価は共に200円を超える上昇を見せ円安も進みました。

核実験の恐れもあった25日の北朝鮮軍創建85周年記念日で大きな動きがなかった事も幸いし日本株やドルは一気に上昇する…かに見えましたが、それまでの上昇が急激だったこと、日本では大型連休が控えていたことなどから週半ばから株価、為替相場は渋い動きに。

GW前となる昨日28日の日経平均株価も前日比55円安の19,196円と振るわず続落。底堅さを感じる一方で積極的に上値を追う展開には至らないといった印象を受けました。

その夜のNYダウや英FTSE100は共に下落しているものの、ドル円相場は111円台半ばと若干の円安進行を見せており、シカゴの日経平均先物(円建て)は金曜日の日経平均株価の終値より28円高い19,225円で取引を終えています。

このまま行けば週明け月曜日の日経平均株価は小幅な上昇で始まりそうなものですが、本日午前5時半ごろ、北朝鮮が弾道ミサイル1発を発射し、数分後爆発して失敗に終わったという報道が入っています。

これで米軍が先制攻撃を仕掛けるなんて事態は想定しづらいものの、この挑発行為によって市場は若干のリスクオフというスタンスを取る可能性は否定できません。

それにしても16日と今回の相次ぐミサイル発射失敗、どちらも発射から間もなく自国の領土内で爆発していることから“失敗”というよりは“意図的に爆発させている”と見るのが自然な気がする。

北朝鮮としては国内外に弱気な姿勢は見せられないが、米原子力空母カール・ビンソンが近くにいる日本海にミサイルを落とそうものなら攻撃されかねないという中での苦渋の選択かと。

米としても自国の脅威になりうる大陸間弾道ミサイル(ICBM)や核実験以外の挑発行為に関しては手を出さないでしょうし、それが失敗となればなおさら。

なんだかんだで北朝鮮も自国の立場をわきまえているし、米は米で「北朝鮮や中国に強い圧力をかけられればいいか」程度のスタンスと思われ、ある意味では均衡は保たれているのかもしれません。

…なんか北朝鮮、中国、米国による茶番劇に見えてきた。

来週は重要イベント目白押し

さて、今日からリア充共の幸せアピールがクソうざいGWが始まり、来週1日2日に一応東京市場は開くものの日本では休みムード全開。そりゃ家族やら恋人やらの絆も深まるだろうよド畜生。(被害妄想)

そんなド畜生な連休真っ只中に米では相次いで重要指標が発表されます。

無駄に幸せを振りまく一家が実家でゆっくりとくつろいでいるであろう5月2、3日には連邦公開市場委員会(FOMC)が実施され、ここで利上げが行われる可能性はほとんどなくイエレンFRB議長の記者会見も行われませんが、その後の金融当局者による発言には注意したいところ。

また、忌々しい恋人どもがイチャイチャしているであろう5日には4月の雇用統計が発表されます。前回の3月雇用統計の非農業部門雇用者数は市場予想を大幅に下回る結果になったことから、ここでの数字は大きな意味を持ちそうです。

ここで強い数字が示されれば3月雇用統計は一時的な落ち込みという判断が下される一方、仮にここでも弱い数字になるようだと有力視されている6月利上げに黄色信号が灯ることになり、円高進行が懸念されるでしょう。

日経平均株価は今週窓を2つ空け、短期的にそれを埋めにくる展開も考えられそう。一方、上を目指すなら3月13日の高値19,656円が一つの目安か。

2017年4月28日 日経平均株価

ただ、青○の窓を埋めるには18,648円まで下落する必要がありますし、上値メドも450円ほど離れているため来週1、2日でこれを試すことは考えにくく、FOMCや雇用統計が発表された後の再来週(8〜12日)にもしかしたら…という程度。

そもそも幅が広すぎて予想とは言えないレベルだし。

一目均衡表で見た日経平均株価は現在狭い雲の中にあり、まずはこれをどちらに抜けるのかに注目したいところ。

一方、ドル円相場は3月31日の高値112.19円と75日移動平均線が重なる位置にあるため、これを超えられるかどうかはトレンドを読み解くうえで重要になりそうです。

来週1、2日はそれほど大きく動かないでしょうから安心して連休を楽しみやがれ。


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