勝手に相場観

2017.05.18  トランプ大統領の疑惑で急落も一時的か

…これだから相場は怖い…

一昨日の火曜日まで日経平均株価は20,000円を目指す展開で、様々なリスクの後退や確実視された米の6月利上げなどを背景にリスクオンの流れかと思いきや、いきなり崩れだしましたよ。

事の発端はトランプ米大統領がロシアに機密情報を漏洩したとの疑惑と、ロシアによる大統領選干渉疑惑を捜査していた連邦捜査局(FRB)の当時の長官であるコミー氏に対し操作を中止するよう圧力をかけたと報じられたことによるもの。

そのコミー氏は5月9日に解任されており、この際もロシアの大統領選干渉に関して色々な憶測が飛び交っていましたが、ロシアへの機密情報漏洩によって癒着が現実味を増しています。

しかも、先ほどの報道では2016年11月に行われた米大統領選までの7ヶ月間に、トランプ氏の周辺がロシアと少なくとも18回接触していたとか。

すでに過去のウォーターゲート事件になぞらえ「ロシアゲート」なんて呼ばれ方をしているこの問題を受けて、昨日の米ダウ工業株30種平均(NYダウ)は前日比372ドル安と今年一番の下落を見せ、ドル円相場は111円を挟む展開に終始。

それを受けて今日の日経平均株価は前日比261円安と大幅続落となり、午前中に付けた安値は365円安の19,449円と売り込まれる手内に。

たた、東京市場は緩やかに円安に振れていたため、日経平均株価はこれでも徐々に下げ幅を縮小していたんですけどね。

しかし東京市場が閉まってからはさらに円高に動き110円台に突入し、一時110円台前半まで円高進行しました。現在は切り返して110円台後半まで回復していますが、米市場の行方を見ないと何とも言えない状況になっています。

ドルや株価の急激な反発の可能性も

今日の日経平均株価は一時365円安になるなど弱気が支配していたものの、ひとつ朗報もありました。

2017年5月18日 日経平均株価

なんと、懸念であった青○の窓を埋めましたよ。

今日の安値は19,449円なのに対し、窓の下限は19,464円だったため、窓を埋めた直後に反転したことになります。しかも今日の大幅下落で新たな窓を空けたので、今後の上昇に期待も持てそう。

…実はもっと下にもう一個大きい窓があるんだけどね…

米ドル円相場に関しても19時くらい付けた110.2円を底に反転し、米時間が始まってから111円を回復しています。このままじわじわと円安になり、かつNYダウが上昇に転じれば明日の日本市場にも安心感が広がるのかなと。

今回はトランプ大統領への懸念で株価やドルは大きく下げましたが、このお方がおかしいのは今に始まったことではなく、この程度の問題は想定ないだろう。選挙前からロシアと仲良さそうだったじゃん。

一部では弾劾の可能性も取りざたされているものの、上院、下院ともに与党共和党が過半数を占める状況にあって実現はほぼ不可能と見られています。

ま、遠からずうやむやになって終わるだろう。

この問題が収束すれば再び円安株高に振れる可能性が高くなります。せっかく窓も埋まったんだし、しかも今日の大幅下落で日経平均株価のPERは14倍ちょうどと割安感が出ていますので、今のうちに仕込んでおくといいかもしれませんね。


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